クラウドファンディングプラットフォームであるIndiegogoで、「ハイスペックなのに低価格」を謳ったスマートフォンキャンペーンが中止に追い込まれました。プロジェクト「Frank」は、すでに中国で製造販売されているノーブランドのスマートフォンを大量買いするために資金を集めたと言われており、これがIndiegogoの規約に抵触したと報道されています。

クラウドファンディングの正しい使い方とは?

米メディアAndroid Policeによると、「Frank」と呼ばれるIndiegogoキャンペーンは、「ハイスペックなのに低価格」なスマートフォンを、自分たちで作るのはなく、すでに存在する製品を中国の貿易マーケットプレイスのAlibaba.comから大量に仕入れて販売しようとしたとのことです。
 
Frankプロジェクトの最高経営責任者(CEO)であるファハド・アルハタブ氏(25歳)と最高技術責任者(CTO)のモー・オマー氏(17歳)は、Alibaba.comでは3,000台以上の注文が最低ラインで、個人ではとても買うことができないため仕方なかったと、米メディアThe Vergeのインタビューで語っています。
 
集めたお金で製品を自分たちの手で一から作るのがクラウドファンディングの暗黙のルールとなっていましたが、アルハタブ氏とオマー氏はその問題を次のように指摘します:
 

クラウドファンディングで資金を集めてプロダクトを作れないやつがどれだけいるだろうか?それに比べておれたちの場合、そこに製品はすでに出来上がっているんだから、必ず約束を果たすことができる。

Frankはどんなスマホだったのか

Frankの「ハイスペックで低価格」な理想のスマホは、中国広東省にあるLeegoogというGoogleのアナグラムのような名前の企業によってデザイン、製造されているノーブランドのスマートフォンです。
 

 

 
スペックは、1,920×1,080のIPS液晶に、8MPのフロントカメラ+16MPのリアカメラ、CPUはオクタコアのMTK6750 Octa Coreに、64GBの容量と4GBのメモリという、なかなかのものです。
 
3,000台をまとめて購入した場合、1台あたり約13,900円〜15,000円となり、低価格というのもうなずけます。
 
しかしながら、アルタハブ氏とオマー氏はキャンペーンではFrankを仕入れ値で受け渡すことはせず、1台あたり約20,000円での販売を見込んでいたといいます。
 
OSに関しては、Alibaba.comではAndroid 6.0と記載されているところ、プロジェクトFrankはAndroid 7.0をインストールした上での発送を確約していたといいますが、唯一のエンジニアであるオマー氏のみですべての仕事をこなすのは不可能と見られており、誇大広告だったという見方が濃厚になっています。
 
 
Source:The Verge via Android Police
Photo:Frank
(lexi)