初ゴールを決めたバルサ戦で左足を痛め、54分で交代した柴崎。復帰は11月頃と見られている。(C)Getty Images

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 9月16日のバルセロナ戦で鮮やかなボレーシュートを決めた柴崎岳(ヘタフェ)への称賛が止まらない。
 
 欧米の有力メディアがこぞって賛辞を送っただけでなく、アジアのメディアもその活躍ぶり讃えている。
 
 その中のひとつ、ベトナムのサッカー専門サイト『Bngda』は、「ガク・シバサキが東北魂でレアル(・マドリー)とバルサを凍り付かせる」と独特の言い回しで見出しを打った。

 記事では、昨年12月のクラブワールドカップ決勝でR・マドリーから2点を奪って注目を浴びたことを紹介しつつ、柴崎の生まれ育った町が2011年の東日本大震災で被災した事実にも触れている。
 
「柴崎は東北地方で生まれ育った。2011年の大震災で壊滅的な被害を受けた地域だ。彼の家族も深刻な被害に遭った。食料や水、衣服が不足するなか、壊れかけた家で暮らしていた」
 
 また、鹿島時代のチームメイトで、「東北人魂を持つJ選手の会」をともに立ち上げた小笠原満男や遠藤康と被災地を訪問している活動についても言及。最後にこう綴っている。
 
「シーズンが終わると、柴崎は小笠原や遠藤らとともに必ず被災地を訪れる。そこで翌シーズンに向けて決意を新たにするのだ。逞しい東北魂が、彼をリーガのような激しい舞台で勇敢に戦える男に変えたのだ」
 
 ベトナムはサッカー熱が高いことで知られている。世界的人気を誇るバルサから衝撃的なゴールを奪った柴崎が、かの地でも一気に注目を集める存在になったのは間違いないだろう。
 
文:ワールドサッカーダイジェスト編集部