アイヌ文化の伝承と神居古潭の特産品のPRを目的に1958(昭和33)年から開催されている歴史ある祭り

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紅葉をはじめ、日本で1番早く秋の便りが届く道北エリアは秋グルメも充実! 今回は、旭川近郊で地元民から長く親しまれている、おいしいものたっぷりなふたつの秋イベントに注目しました。

エゾシカ肉の煮込みハンバーグセット(680円)。こたんまつりでしか味わえないジビエメニュー

■ 【2017年9/23(祝)】第60回こたんまつり

アイヌの伝説が数多く残される聖地、神居古潭で毎年秋分の日に開催される祭典。60回目となる今年は記念イベントも盛りだくさん。旭川地域のアイヌ民族伝統儀式「カムイノミ・イナウ」(12:00〜)に合わせて、帯広地域の「帯広カムイトウウポポ保存会」によるアイヌ古式舞踊(14:15〜)が披露されます。

地元グルメを楽しむ「こたんマルシェ」も充実の内容。地物の秋野菜にカボチャだんごなど秋の味覚がたっぷり入った名物「こたん鍋」(1杯300円)は必食です。神居エリアで猟をした「エゾシカ肉のソーセージ」(350円)や「エゾシカ肉の煮込みハンバーグセット」(680円)、神居古潭の農家とカフェ、菓子店などの限定コラボメニューが味わえる「こたんスイーツ&パン」コーナーなど、この地でこの日にしか味わえない美味が大集結!

また、22日(金)〜24日(日)の3日間は、会場近くの神居大橋をライトアップ。17:30〜20:00は神居古譚旧駅舎内で、コーヒーやアップルパイなどのカフェメニューも楽しめます。

節目を記念した同時開催イベントにも注目。2017年9/7から11/29までの期間は、旭川市中央図書館2階の展示スペースで「神居古譚・こたんまつりの歩み展」を開催中。祭りの様子を収めた写真を公開するほか、地元クリエイターによるコラボ作品なども展示されます。

■住所:旭川市神居町神居古潭旧駅舎周辺 ■電話:0166・23・0090(旭川観光コンベンション協会) ■時間:10:30〜15:30 ■料金:入場無料

■ 【2017年9/24(日)】第46回増毛町秋の味まつり〜ホタテもサケもフルーツも!〜

海の幸も山の幸もそろう増毛町で、収穫の秋に毎年開催されるグルメイベント。会場となるふ頭には、獲れたてのサケ(オス・メスどちらも数量限定)やホタテ、タコに甘エビといった魚介類が浜値で購入できるほか、買った食材をその場で焼いて味わえる無料の炭火焼コーナーも! 水産加工品や農産品の販売コーナーも充実していて、リンゴにブドウ、洋ナシなど収穫期を迎えた北限の果物の味を楽しめます。

焼きもの、揚げものを中心とした地元飲食店の名物料理や、地酒を楽しむ店が軒を連ねる屋台街も人気。食べ歩きを楽しもう。

増毛の特産品が当たる大抽選会(抽選券1枚200円)やホタテフリスビー、タコツボ輪投げなど趣向を凝らしたお楽しみも多数。音楽ライブや大道芸パフォーマンスも繰り広げられ、お祭り気分を盛り上げてくれます。

■住所:増毛町中央ふ頭特設会場 ■電話:0164・53・3332(増毛町役場商工観光課) ■時間:10:00〜14:00 ■料金:入場無料

一足早く秋が深まる道北。その土地でこの時期にしか食べることができない魅力的なグルメが盛りだくさんですね! 秋の週末は旭川エリアへお出かけしてみませんか?

【北海道ウォーカー編集部】