飼い主に安楽死させられそうになった猫(画像は『Bristol Post 2017年9月15日付「Family tell horrified vet: ‘kill our cat, he’s got fleas’」』のスクリーンショット)

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ペットが病気になればどんなことをしても助けてやりたいと願う飼い主は、家族同様に日々愛情を注いで世話をしていることだろう。しかしこのほど、「ノミがいるからもう要らない」と飼い猫の安楽死を願い出た一家に獣医は驚いた。英メディア『Bristol Post』や『real-fix.com』が伝えた。

今から1か月ほど前、英ブリストルのキングスウッドにある獣医院「Fernlea Vet」に、1匹の猫を連れて「ノミがいるからもうこの猫を飼いたくない。安楽死させてほしい」と言ってきた飼い主の言葉に獣医は驚愕した。

黒猫のシーザー(3歳)の飼い主は、獣医がノミ治療をする選択肢があることを説明しようとしても耳を傾けず「考えておく」と言い、その時は猫を連れて帰ったという。

ブリストルのステイプル・ヒルにある猫の救済・保護をしている慈善団体「Bristol&Wales Cat Rescue」創設者のマーガレット・ブリッタンさんはこのように話している。

「ノミ治療は通常、毎月6ポンド(約900円)ほどの費用がかかりますが、猫の安楽死には70ポンド(約10,500円)かかります。獣医は飼い主の言葉に驚いて我々に連絡をしてきたので引き取りました。獣医院は、シーザーが無事であるかどうかを確認するために毎日飼い主に電話をして、シーザーを獣医院に連れて来るように説得していました。その飼い主は4日後にシーザーを連れてきましたが、すでに代わりの猫を飼っていたようです。まだ3歳の猫を、ノミを言い訳に安楽死させるなんて酷すぎます。まるでペットを洗濯機などの電化製品のように、気に入らなければ排除して新しいのに替えるという人がいます。我々はこれまで何度もそのような飼い主を見てきました。このような人たちはいったい何を考えているのかと、もう怒る気さえ起こらず諦めの心境です。」

その後、獣医院で治療を受けたシーザーは一時預かりの里親のもとで暮らしているそうだ。同団体に引き取られた時はとてもシャイだったようだが、「慣れてくると愛情深く懐いてきてとてもフレンドリーで可愛い」とマーガレットさんは話しており、今度こそシーザーに良い飼い主が見つかることを願っている。

画像は『Bristol Post 2017年9月15日付「Family tell horrified vet: ‘kill our cat, he’s got fleas’」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)