全3得点に絡んだハメス、バイエルン監督が絶賛「まだ100%ではないなか…」

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シャルケ戦で移籍後初ゴール&初アシスト、「ゴールで自信を持てた」と手応え

 新天地をミュンヘンに求めたコロンビア代表MFハメス・ロドリゲスが、恩師を救うか――。

 現地時間19日に行われたブンデスリーガ第5節シャルケ対バイエルンは3-0でバイエルンが快勝し、暫定首位に立った。この試合で輝いたのは移籍後初ゴール、初アシストを含めて全得点に絡んだハメスだ。米スポーツ専門テレビ局「ESPN」によると、試合後にカルロ・アンチェロッティ監督はハメスの活躍を絶賛したという。

 ヴェルティンス・アレーナに乗り込んだバイエルンは、序盤からハメスのお膳立てでチャンスを創出。すると前半22分、ペナルティーエリア左サイドに入り込んだハメスのラストパスが相手のハンドを誘い、ビデオ判定の後にPKの裁定が下る。これをポーランド代表FWロベルト・レバンドフスキが決めて先制に成功した。勢いに乗って4分後には敵陣高い位置でボールを奪い展開し、フランス代表MFコランタン・トリソのパスをフリーで受けて冷静にゴールへと流し込んだ。

 後半にもドイツ代表FWトーマス・ミュラーのポスト直撃のヘディングを導くクロス、同30分には試合を決定づけるチリ代表MFアルトゥーロ・ビダルのゴールを絶妙の浮き球パスで演出し、実力を見せつけた。ブンデス公式サイトのインタビューで本人は「ゴールで自信を持てたし、より一層リラックスしてプレーできたんだ」と手応えを口にしている。

名将の救世主になるか

 なにより感謝しているのはアンチェロッティ監督かもしれない。ブンデス5連覇中のチームだが、順風満帆のスタートを切ったとは言えない。第3節のホッフェンハイム戦で0-2と完敗し、レバンドフスキが口にしたさらなる補強のリクエストにカール=ハインツ・ルンメニゲCEOが苦言を呈した。さらに、絶対的守護神であるドイツ代表GKマヌエル・ノイアーも負傷からの再起のために手術を決断し、長期離脱が予想されている。その状況下でのハメスの躍動について指揮官はこう答えている。

「ハメスはチームにとっての利益になる好連係を見せて、本当によくプレーしてくれた。フィジカル的に彼はまだ100%ではないなかね」

 レアル・マドリード時代にハメスを重用したアンチェロッティ監督。それだけにレアルで不遇をかこっていた男の再生が今季の使命と見られていたが、ハメスが「僕はチームを手助けするためにゴールを奪い、チームメイトにアシストを送っていきたい」と語ったように、名将にとっての“救世主”になるのかもしれない。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images