20日、河野洋平元衆議院議長は会見し、北朝鮮の核開発阻止のためには「日米韓に加えて北朝鮮に影響力を持つ中国の役割が重要であり、中国を仲間に入れる必要がある」と指摘、日米韓中の4カ国の枠組みによる協力が不可決であるとの考えを示した。

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2017年9月20日、河野洋平元衆議院議長(日本国際貿易促進協会会長)は日本記者クラブで会見し、北朝鮮の核開発阻止のためには「日米韓に加えて北朝鮮に影響力を持つ中国の役割が重要であり、中国を仲間に入れる必要がある」と指摘、日米韓中の4カ国の枠組みによる協力が不可決であるとの考えを示した。

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さらに「日本は人口が減少していく中で、中国、韓国、将来的には北朝鮮も含めた近隣諸国と協調していくことが必要だ。30年前には全体の25%を占めていた日米間の貿易が今では激減、日中貿易が25%を占めている」と指摘した。

その上で、「日中首脳会談はアジア太平洋経済協力会議(APEC)など他の会合の際に短時間開催されているが、きちんとした形で開催されていないのは問題であり、もっと首脳同士が緊密な話し合いをすべきだ」と強調した。さらに安倍政権が中国を一方的に仮想敵国視して、アジア太平洋諸国と安保協力を推進し、軍艦などを供与していることにも疑問を投げかけた。

また「(アジアの問題は)米国だけでは解決できないので、米中がもっと緊密に話し合う必要がある」と問題提起した。

このほか、悪化している日中の国民感情の改善が急務であるとし、人的交流や相互理解促進策などを提案。「中国交正常化45周年に当たる今年、互いにもう一度正常化交渉での約束を思い起こす必要がある」と語った。

河野氏は、北京の人民大会堂で9月8日に開催された日中国交正常化45周年記念式典に出席。中国共産党序列4位の兪正声全国政治協商会議主席らと会談した。(八牧浩行)