今回紹介するクルマは、驚異的なほど広い室内空間とお手頃な維持費でもって、ホンダ史上最速で100万台の販売を達成するほどの高い人気を誇る軽自動車「N-BOX」です。

販売ランキングでも常に上位をキープする大ヒットを成し遂げてきましたが、その新型が遂に発売されました。それがコチラです!

おそらく、「先代とどこが違うの?」と思ったのではないでしょうか?

たしかに、BOXと名乗るように体型は箱型なうえに、顔つきも注意して見比べてようやく気づくレベルの違いしかありません。しかし、肝心なのは外見ではなく中身。「N for Life」と掲げる新型は、生活の小さな悩みを解決してくれる機能がその小さなボディにたくさん詰まっているのです。

先代が大ヒットを飾っただけに、新型の開発は「困ったな」と思うほどプレッシャーがあったと言います。

大ヒットした先代を踏襲するのも一つの手ですが、それでは新鮮味に欠ける。その一方で、新機能を加えるにしても、それが本当に価値のあるものでなければ「N-BOX」の顧客の心には響かない。

そんな緊迫した状況の中で一歩を踏み出すために行なったのが、2000km以上もの走り込みでした。それを経て気付いたのが「走行中の振動と騒音の多さ」「競合車より重い車重がもたらす燃費性能」そして「前席と後席の隔絶感」です。

これらを解消するために、まずは思い切ってプラットフォームを新設計し軽量化を達成。さらに自然吸気エンジンも新たに開発。ロングストローク化によって燃焼効率を向上させつつ、可変バルブ機構「VTEC」が組み合わせることで吸入空気量の減少に伴う出力低下を防いでいます。

それらを踏まえたうえで、機能性も向上。

なかでも「前席と後席の隔絶感」を解消するために追加されたのが、最大570mmのスライドが可能な助手席スーパースライドです。前後の間隔が短くなることで、後席乗員との会話が盛り上がるほか、後席に座る子供の世話が簡単になっています。

また、インパネの造形も刷新。ステアリングの上からメーターをみるタイプへ変更することで運転しやすさを高めつつ、運転席の前に財布などをサッと収納できる小物入れが増設されました。

(今 総一郎)

【関連リンク】

より深く知りたい方にはこちらがおススメです。

変わってないようで変わっている。N-BOXは『新型』を選びたくなるワケとは?(http://clicccar.com/2017/09/20/512889/)