「デザートは別腹」が危険!満腹でも食べられる本当の理由

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 食欲の秋・スイーツの秋ということもあり、この季節はまさに食べ放題の季節! 友達とワイワイ出かけることも多いでしょう。

タレントの川崎希さんはあるとき、「デザートは別腹」「食べ放題のケーキは小さめだから大丈夫」といって、ケーキをたくさん堪能していました。ところで、この「デザートは別腹」説は本当なのでしょうか。

 この説については、いろんな説がありますが、医師の高橋弘さんの著書「名医が教える『老けない食べ物』」(インプレス刊)によると、カロリーばかりで栄養のない「エンプティカロリー」の糖質ばかりを食べていると体は満足せず、デザートで栄養を摂ろうと「別腹」が現れてくるのかもしれないそうです。

 また、慶應義塾大学医学部科学教室の井上浩義教授の著書「アーモンドを食べるだけでみるみる若返る!」(扶桑社刊)によると、お酒を飲んだ後にとくに「別腹」と感じてしまうのは、肝臓がアルコールの分解を優先することで血糖値が下がってしまい、血糖値を上げるために体が糖質を欲しがるからだそう。

 川崎さんの場合も、ひょっとしたら何か栄養が足りないか、お酒を飲んだ後だったのかもしれませんね。いずれにしても、自分に都合のよい解釈は危険。体重を気にするなら、自分の食生活をよく考えたうえで、心配することなくデザートに臨みたいものです。