6発大勝のバルサ、開幕5連勝も観衆は“たった”5万人… 2011年以降で最少と地元紙報道

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乾のエイバルをホームで圧倒も、ミッドウィークの一戦は空席が目立つ

“たった”5万1645人――。

 現地時間19日にリーガ・エスパニョーラ第5節、日本代表MF乾貴士を擁するエイバルをホームに迎えたバルセロナは、アルゼンチン代表FWリオネル・メッシの4得点の大活躍もあり、6-1で大勝を収めた。ファンにとってはたまらないゴールショーとなり開幕5連勝を飾ったが、スペイン紙「スポルト」によると、本拠地カンプ・ノウには2011年以降で最少の観衆しか詰めかけなかったと報じている。

 バルサは前半20分、ペナルティーエリア内にMFアンドレス・イニエスタがスルーパスを通すと、DFネルソン・セメドが相手DFに倒されてPKを獲得。これをメッシが冷静に決めてバルサが先手を取った。その後もMFパウリーニョ、MFデニス・スアレスが追加点を奪うと、1点を返された後にメッシの決定力が爆発。後半14分と17分、そして42分に得点を積み重ねて6-1。昨季最終節、乾に2ゴールを叩き込まれたお返しとばかりにゴールを決め続けた。

 バルサらしい攻撃力を発揮した一夜となったが、この日はミッドウィークということもあってかスタンドには空席が目立っていた。同紙調べのデータによると、2011年12月6日のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)グループステージ、BATEボリゾフ戦で記録した3万7374人以来となる観客数の少なさになった。

近年の最少は08-09シーズンのCLで2万人台

 またリーガに限れば、2009年1月24日のヌマンシア戦での4万7330人に次ぐ数字だとしている。なお、近年で最も少なかったのは2008-09シーズンのCLシャフタール・ドネツク戦の2万2763人となっている。

 バルサはブラジル代表FWネイマールがパリ・サンジェルマンに去り、昨季までの看板だった「MSNトリオ」が解体。それでもチームはエルネスト・バルベルデ新監督の下で、新たなフェーズに入っている。勝利し続ければ、毎試合約10万人の観客が詰めかけるはず。クラブはそう考えて、目の前の戦いに臨むほかないだろう。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images