米俳優モーガン・フリーマン氏。米カリフォルニア州ビバリーヒルズで(2017年2月6日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】「われわれは攻撃されている。戦争状態にある」「これは映画の脚本ではない」――米俳優モーガン・フリーマン(Morgan Freeman)氏は、19日にソーシャルメディアに投稿された動画で、昨年の米大統領選へのロシアの介入疑惑についてこう呼び掛けた。この動画は、米国のハリウッド(Hollywood)スターや元国家情報局の重鎮らがロシアによる米国への介入の重大性を啓蒙するために立ち上げた団体「ロシア調査委員会(Committee to Investigate Russia)」が制作したものだ。

 ロシア調査委員会を主導するのは、『恋人たちの予感(When Harry Met Sally)』などの作品で知られる映画監督のロブ・ライナー(Rob Reiner)氏と前国家情報長官のジェームズ・クラッパー(James Clapper)氏。クラッパー氏は、大統領選へのロシアの介入を認めようとしないドナルド・トランプ(Donald Trump)大統領を非難してきた。

 同団体はウェブサイトやフェイスブック(Facebook)で活動を展開する他、ツイッター(Twitter)上ではすでに8500人のフォロワーに対し、ロシアに関連した投稿を40回以上行っている。「超党派、非営利」で「米国の民主主義に対するロシアの継続的な攻撃」を米国民が理解する手助けを行っていくとうたっている。

 フリーマン氏は、ロシアの大統領選介入について「わが国の大統領に国民に直接話してもらい、真実を語ってもらわなければならない」と述べた。

 団体設立の背景には、ロシアとのつながりをめぐってトランプ氏の側近、家族、選対チームの幹部らを対象とした捜査が長期化するなか、社会の関心が薄れていることへの懸念がある。

 ロシア調査委員会のウェブサイトには、ロシアによる大統領選介入の詳細情報、最新ニュース、トランプ氏の周辺人物の役割に加え、冷戦(Cold War)や「赤狩り」についての解説などが掲載されている。
【翻訳編集】AFPBB News