サッカー元日本代表監督の岡田武史氏が19日、北京の日本大使館で講演し、中国各地で若年層のサッカー教育に携わる指導者ら約220人を前に、中国サッカーの問題点について歯に衣きせず語った。写真は岡田氏(2013年当時)。

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2017年9月19日、サッカー元日本代表監督の岡田武史氏がこのほど、北京の日本大使館で講演し、中国各地で若年層のサッカー教育に携わる指導者ら約220人を前に、中国サッカーの問題点について歯に衣きせず語った。

2012〜13年シーズンに中国スーパーリーグ杭州緑城の監督を務めたこともある岡田氏は、質疑応答で、中国サッカーが日本と比べて劣っている点について聞かれ、「一つは、中国サッカーのマネジメント層に、サッカーを心から愛し、理解し、強くしようと考えている人が少ないこと。二つ目は、サッカーをやる子どもたちに夢が欠けていること」と答えた。

岡田氏は13年に杭州緑城を離れる際、「大事な試合の前でもプライベートな理由で練習を休みチームから離れる選手もいる。それが良くないことだと思っていないようだ」「練習が始まる直前にグラウンドに来てただ休んでいる。開始のホイッスルを鳴らして初めて集まってくる。彼らは義務だから練習し、サッカーを楽しむっていう心がまったくない」などと語り、中国にはプロとしての自覚に欠ける選手が少なくないと指摘している。

岡田氏の発言を伝える記事のコメント欄には、「中国のトップ選手にはプロと呼べない人がいる。世界のスター選手と遜色ない収入を得ながら、プレーは海外の二流クラブ並みだ」「協会関係者の最大の関心事はサッカーではなくポスト」「中国の女子サッカーが世界で結果を残しているのは、協会の関心が低いから」「岡田さんだけでなく、中国のサッカーファンすべてがそう感じている」などと、岡田氏の見解に共感する声が多数を占めている。(翻訳・編集/柳川)