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「コレってどうなの?」がわかる。気になるデジタルグッズの深掘りレビュー。今回は、日立アプライアンスのオーブンレンジ『MRO-TW1』を使い倒します!

日立アプライアンス

過熱水蒸気オーブンレンジ ヘルシーシェフ MRO-TW1

実勢価格:9万5000円



Front



Side



Operability

【SPEC】サイズ:H36.5×W48.7×D44cm 重量:約17.5kg 総庫内容量:30L レンジ最大出力:1000W 最高温度:300℃ 段数:2段 方式:熱風式 レシピ数:255 オートメニュー数:172メニュー 表示部:ホワイトバックライト液晶 付属品:黒皿(41×30cm)2枚、焼網、外して丸洗いテーブルプレート 設置時に確保する加熱スペース:背面壁ピッタリ・左右4.5cm・上方10cm以上

『ヘルシーシェフ』ってどんなオーブンレンジ?

重さと温度をはかって、手間なしで調理できるオーブンレンジ



『ヘルシーシェフ MRO-TW1』は、食品の重さと温度(容器を含む)をはかることで、火加減をオートでコントロールして調理する「Wスキャン調理」を採用した、日立独自の過熱水蒸気オーブンレンジだ。食品の重さと表面温度をセンサーではかり、加熱のパワーや時間を自動で設定する。そのため、料理のたびに重さの設定をする必要はなく、簡単に調理できることが特徴だ。

また、レンジ・オーブン・グリル・スチーム・過熱水蒸気の5種の加熱方法をメニューに応じて組み合わせ、食品の重さと温度に合わせてオートで火加減をコントロールする「Wスキャン調理」を93メニューに採用している。さらに、新たに主菜1品と副菜2品の計3品をオートで4人分まで同時調理できる「おかずセット」7メニュー(主菜と副菜の組み合わせで147通り)も搭載しており、レパートリーが広がりそうだ。

解凍やあたためも得意だ。食品の重さと温度をはかるため、冷凍した肉・魚の解凍ムラを抑えられる。ごはん・おかずや飲み物などのあたためも、適温で加熱できる。

【重さと温度をはかるWスキャン】



▲赤外線センターとトリプル重量センサーで、加熱のパワーや時間をオートでコントロール。分量設定は不要で、ちょうどよく仕上げてくれる。

【スチームを組み合わせた解凍】



▲時間がかかる解凍もおまかせ。レンジに加え、スチームを組み合わせて表面から徐々に解凍。端煮えなどを防ぎ、ムラなくスピーディに解凍できる。

『MRO-TW1』の解凍・あたためをチェック



【挽肉・薄切り肉】



▲凍った挽肉と薄切り肉を解凍してみた。真ん中に置いて、「薄切り肉」「挽肉」のオートメニューを選ぶだけ。



▲約300gの挽肉は、7分50秒で解凍できた。他メーカーの解凍はもっと時間がかかる。短時間なので驚いた。



▲約180gの薄切り肉は4分50秒。挽肉の時と同様、少しかため。もう少し解凍させたい場合は「強」を選ぶ。

【飲みもののあたため】



▲赤外線センサーが庫内天面奥の中央部に配置されており、表面温度を正確に計測。飲みごろの温度に加熱できる。

『MRO-TW1』の調理をチェック



【ローストビーフ】



▲火加減が難しいローストビーフも、下処理をして焼網に乗せるだけ。時間設定なども不要。約400gの塊は33分で調理が完了した。



▲火力は強く、表面にしっかり焦げ目がついている。途中でひっくり返していないが、表も裏もムラなく全体に火が通っていた。



▲しっかり冷やしてから切ってみると、中はちょうどいいレアな火加減になっている。火の通り方にムラがない。

【おかずセット(3品同時調理)】



▲主菜1品と副菜2品を同時に調理してみた。主菜はぶりの照り焼き、副菜は小松菜のあえ物、きのこの焼きびたし。下準備は簡単だ。



▲クッキングシートでお皿を作る手間はあるものの、3品同時に、4人分までできるのはありがたい。洗い物がほとんど出ないのも◎。

使い倒しインプレッション

よく使うあたためや解凍、オーブンなど基本機能が優秀



各社から登場している高級オーブンレンジの価格は14万円以上するものが多い中で、ヘルシーシェフはフラグシップモデルでも9万5千円。安すぎるので機能が劣るのかと思いつつ使用したが、実際に家庭で使ってみると、余計な機能がなく、基本機能がしっかりしていて、とても使いやすいことがわかった。

日々の調理で使うのは、あたためが多いが、赤外線センサーとトリプル重量センサーで食品を計測し、食べごろ・飲みごろに加熱してくれる。いつも料理をしながら「何分くらい温めよう」と時間を考え、時間を設定していたが、同製品はそういった一手間がない。オートで調理してくれるので、考えなくてもよいのだ。

スチームを使った解凍も優秀だ。解凍に関しては、他社製品は時間がかかったり、端煮えしたりするが、数分でムラなく解凍できた。単に解凍できるだけではなく、解凍時間がたった数分でできるのも魅力だ。

予熱時と調理時でファンの回転方向を切り替え、庫内の中心部に熱風を集める熱風2段オーブンの威力も強い。焼網を使った調理でも、火力が強いので表面に焦げ目がムラなくつく。外側はこんがりと焦げ目がつき、中がレアになるローストビーフは簡単かつ絶品で、家族にも大好評だった。料理は火加減によって味が左右されるが、食材の温度と重さを見ながら自動で行ってくれるので、料理が苦手でも安心だ。同時調理できるおかずセットメニューも、4人分まで作ることができるのは嬉しい。主菜と副菜は組み合わせが自由で、足りない食材などは他で代用しても、うまくいく。クッキングシートなどで簡単な容器を作らなければならない手間はあるが、慣れるとすぐにできるようになった。同時調理を使うと、鍋やフライパンなどの調理器具は使わなくなるので、洗い物が嫌いな方にもぴったりだ。

なお、操作部にある液晶は、カラーやタッチパネルではなく、モノクロのホワイトバックライト液晶となっている。高級感はないが、液晶も見やすく、操作性で気になることはなかった。こういった部分のコストを削り、基本機能をしっかり作り込み、本体価格を下げている姿勢は評価したい。庫内のテーブルトレイを外して丸洗いできるなど、お手入れがしやすいところも気に入った。

結論

【ここが○】

・メニューにあわせた加熱で火加減の難しい料理もおまかせできる。

・スチームを使った解凍はスピーディで実用的。

・庫内が白くて見やすくテーブルプレートが外せるので洗いやすい。

【ここが×】

・奥行が大きめ。購入前には置き場所の確認が必要。

料理をする人も、あたためメインの人も満足できるオーブンレンジ



Wスキャンでしっかり食材を見ており、火加減をきちんとコントロールしている。あたためなどがムラなくでき、時間や重さの設定が不要で操作が簡単だ。余計な機能は不要と考えている方は、ぜひ注目して欲しい。価格もフラグシップモデルの中ではかなり安い。



▲スマホでレシピをチェックできるようになった。分厚いレシピ集を見ることなく、簡単に検索などが可能に。



▲下のテーブルプレートは汚れても外して丸洗いできる。側面はシリコン系塗装。サッと拭くだけで汚れが落ちる。

文/石井和美 撮影/下城英悟(GREEN HOUSE)

※『デジモノステーション』2017年10月号より抜粋

関連サイト



『MRO-TW1』製品紹介ページ

日立アプライアンス公式サイト