調子は上昇の気配。再戦となる週末プレミア、リバプール戦でスタメン復帰を果たすか。(C)Getty Images

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 文句なしのマン・オブ・ザ・マッチだ。英国の各メディアがその働きぶりを称えた。
 
 リバプールと対戦したレスター・シティをカラバオ・カップ(リーグカップ)のベスト16に導いた岡崎慎司。0-0の58分に投入されると、7分後の65分に先制点を奪って見せる。CKの流れから味方がヘディングでつないだ球を強引にねじ込んだのだ。さらに78分には、右サイドでの力強いドリブルからイスラム・スリマニにパスを送り、アルジェリア代表FWが鮮やかなグラウンダーショットを決める。日本代表FWは1ゴール・1アシストの出色の出来で、レスターの2-0快勝劇に貢献した。
 
 まずはレスター地元紙の『Leicester Mercury』だ。「シェイクスピアが先発落ちした日本代表のレスポンスに感銘」と題し、クレイグ・シェイクスピア監督の「常日頃から高い集中力でトレーニングに臨み、完璧な準備をしている。それがシンジという男なんだ。ベンチスタートであってもあれだけの仕事をやってのけるシンジを、誇りに思う」とのコメントを紹介。加えて同紙は、「日本代表の遠征後は疲れが目立ち、スタメンを外れていたがついに本領を発揮した。試合を決めるパフォーマンスだ」と報じた。
 
 岡崎を「日本のヒットマン」と例え、「ベンチから飛び出してすぐさまリバプールを仕留めた」と表現したのが、タブロイド紙の『The Sun』だ。同紙はさらに「オカザキはひと時も無駄にしなかった。精力的に動き回って流れを変え、2得点に絡む圧巻の内容。リバプールにカラバオ・カップから“サヨナラ”させたのだ」と書き綴り、「凄まじい集中力とプレー精度だ」と評した。
 
 そして、米スポーツ専門チャンネルの『ESPN』UK版。「チャンスを浪費したリバプールに天罰を下した」と銘打ち、「殊勲者はもちろん1ゴール・1アシストのオカザキ。32分間の出場で見事に勝利をもたらした。45分間でピッチを去った(リバプールの)コウチーニョとは大違いの奮闘ぶりだった」と記した。
 
 両チームともターンオーバーを採用したカップ戦。レスターはエースのジェイミー・ヴァーディをメンバー外とし、ベンチにはケレチ・イヘアナチョ、アーメド・ムサ、リャド・マハレズといった飛び道具がベンチに控えていたが、シェイクスピア監督は迷わず岡崎を送り込んだ。『ESPN』は「その指揮官の選択が英断だった。選手交代で流れを掴んだレスターはシュート8本で効率良く2得点を挙げ、5点は取れただろうリバプールは21本のシュートを無駄にしたのだ」と論じた。
 
 レスターは土曜日のプレミアリーグ5節で、ふたたび本拠地にリバプールを迎える。