ロックバンドの「リンキン・パーク」ボーカル、チェスター・ベニントン(享年41歳)の突然の死から2カ月。彼の家族が苦しむ人たちを助けるための活動をしているよう。チェスターの息子ドレイヴン(15)は、国際自殺予防週間に際して力強いメッセージ動画を公開。

こんにちは、ドレイヴン・ベニントンです。国際自殺予防週間(9月10〜16日)なので、誓いを立てたいと思います。これから落ち込んだり、悲しかったり、ツラい1週間や1カ月、1年を過ごすようなときは、自分を傷つける前に誰かに話をすると誓います。
みんなにもそうしてほしい。自分を傷つけるのではなく、自分を助けてほしい。

動画は世界自殺予防デー(9月10日)に公開されたものですが、その後も世界中で視聴されているよう。

チェスターは7月20日、ロサンゼルスの自宅で亡くなっているのが見つかり、後に原因は首吊りによる自殺であったと検死官が発表。未亡人となったタリンダは以前<E!News>に以下のようにコメントしている。

わたしは心の友を失い、わたしの子供たちは彼らのヒーローであった父親を失いました。おとぎ話のような人生から、悲劇のシェイクスピア劇に変貌しました。どうやって前に進めば良いの? 砕け散った心はどうやって拾えば良いの? わたしから出た確かな回答は1つだけ、わたしたちの子供たちを、持ちうる限りの愛で育てることでした。
周囲の人たちや世界中のファンへ伝えたい。みんなの愛をちゃんと感じています。みんなの彼を失った悲しみも感じています。わたしの子供たちは、父を失うには若すぎる。みんなの存在があることで、彼のことをずっと記憶の中で生かしてくれるわ。
彼は痛みから解放され、わたしたちの心の中で今も歌っています。神がわたしたちの幸福を祈り、誰かが痛みを抱えているときは誰かが気にしてあげられるようになるといいですよね。チェスターもわたしたちにそうしてほしかったと思う。愛する人よ、どうか安らかに眠ってください。

チェスターの死から間もないタイミングで息子や妻が、世の中にメッセージを発信。少しでも多くの人に、自殺が周囲へ与える悲しみや影響を伝えたいからなのかもしれません。