柴崎の衝撃ボレーがリーガの今節ベストゴール選出 「シバサキの左足は5つ星プレー」

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日本人6人目の得点者として名を刻み、メディアから称賛された一撃がベストゴールに

 ヘタフェの日本代表MF柴崎岳に新たな勲章が加わった。

 リーガ・エスパニョーラ第4節の本拠地バルセロナ戦、左足の鮮やかなボレーシュートでリーガ初得点をマークしたが、この一撃が、リーガ・エスパニョーラ選出の「第4節ベストゴール」に輝いた。

 0-0で迎えた前半39分、MFマルケル・ベルガラが頭で落とした浮き球に反応した柴崎は迷うことなく左足を一閃。ボールの芯を捉えた強烈なシュートは、ドイツ代表GKマルク=アンドレ・テア・シュテーゲンでもなす術がなく、ゴールネットを揺さぶってスタジアムに歓喜の瞬間をもたらした。

 スペインメディアだけでなく、各国メディアも「壮麗なボレー」「天才的な閃き」「絵画のような傑作」「歴史を作った」と称賛。城彰二氏(元バジャドリー)、家長昭博(元マジョルカ/現・川崎フロンターレ)、大久保嘉人(元マジョルカ/現・FC東京)、清武弘嗣(元セビージャ/現・C大阪)、乾貴士(エイバル)に続き、リーガで得点した6人目の日本人選手として名を刻んだこのゴールは、リーガ・エスパニョーラの目にも留まった。

バルサとレアルからゴールした快挙も高評価

 リーガ・エスパニョーラは公式サイトで「ガク・シバサキの左足はマッチデー4の5つ星プレー」と動画を公開し、第4節のベストゴール選出を発表。「エリア外からの正確なシュートでテア・シュテーゲンが守るゴールを射抜き、バルセロナから1-0とリードを奪った。そしてバルセロナとレアル・マドリードからゴールした初めての選手となった」と記し、シュートの芸術性とインパクト、スペインの二大巨頭であるバルサとレアルからゴールを奪った快挙を称えている。

 柴崎はバルサ戦の後半途中に左足を負傷。後日、クラブ会長が最大約1カ月半の離脱を示唆しているが、今回のベストゴール選出でビッグクラブ相手の衝撃弾の価値が決して色褪せていないことが証明される形となった。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images