大人の女性なら身につけておくべき、素敵なお寿司の食べ方

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大人女子のたしなみ 寿司屋でカウンターに座るなら

日本人のソウルフード「寿司」。素敵なお寿司屋さんのカウンターに座ることになったら、うれしいですよね。でも、マナーが難しそう…。手で食べてもいいとされている「寿司」ですが、なかなか手で上手に食べるのは難しいもの。例えば、男性と同席した場合、男性が手で食べていたら、女性も合わせたほうがいいのでしょうか?悩みますよね。

その答えは・・・。無理して、男性に合わせて手で寿司を食べる必要はありません。ゲタ(寿司を盛る木製の台)まで無理に手を伸ばして、袖が皿に触れたり、醤油をポタポタとカウンターに落としてしまうほうが残念なマナー。手が届きにくいからと、ゲタを動かすのもNGです。

それよりもカウンターで肝心なのは、いただくテンポ。寿司は握り立てをいただくもの。おしゃべりに夢中になって、出された寿司をそのまま何貫も置いたまま、というのは無粋です!また、カウンターに左ヒジをついて食べるのは、傍から見ても美しくない所作なので注意して。

寿司屋で板前さんが使う「あがり」「むらさき」「おあいそ」。それぞれ「お茶」「醤油」「会計」を指しているのは知ってますよね?それって私達も使ったほうがいいのでしょうか?今やすっかり日常用語のようになっていますが、本来「おあいそ」とは、客を気持ちよく送るために店が使う言葉。また「あがり」も、最後に飲むお茶を指すものなので、食事の途中で「あがりを下さい」と言われると、食事がおしまいなのかと、店の人がドキッとすることがあるそうです。このような言葉を使うより、寿司屋のカウンターでは旬のネタや器の話などで、会話を楽しみましょう!マナーを知っておけば心おきなく楽しめますね。

寿司屋のマナー

◇いい
・器を傷つけないように、指輪やロングネックレスなど器に当たる場合は外す
・箸を正しく使う
・敷盆の上にある器は最後まで敷盆の上に置き、盆の外に出して置かない(盆の外に出すのは「料理を早く出して」の合図)
・箸置き、醤油皿、酒器の位置が、食事の前と同じに保たれている

◇残念
・香水がきつい
・タバコを吸う
・おしゃべりに夢中になって声が大きくトーンが高くなる
・同じネタばかりを注文する
・酒器をぶつけて乾杯をする
・醤油皿に醤油をなみなみとついで、使い切らずに残す

いざという時、サラッとできると大人の女性としての品格も上がります。気持ちのよい食事をとれるように、少し気をつけてみては?

 

ライター:幸 雅子
出典:出典:『これが正解! 正解のない大人のマナー集』
監修:福島由美(イメージコンサルティングサロン ユミ代表 イメージコンサルタント・人財育成トレーナー・司会)