ブレグジット(イギリスのEU離脱)や、米国のトランプ大統領当選のためのオンラインキャンペーンを下支えしたといわれる、英国の新興企業ケンブリッジ・アナリティカ(Cambridge Analytica)が行なった調査により、米国人のiPhoneユーザーの知られざるブランド嗜好が明らかになりました。

データマイニングとデータ分析を専門とする選挙コンサルタント

Cambridge Analyticaは、スタンフォード大学ビジネススクール准教授で、集団行動心理学が専門のマイケル・コジンスキー博士の理論のもと、データマイニングとデータ分析を通して大衆への効果的なキャンペーンを指導する選挙コンサルタント会社です。
 
始まりは2008年、コジンスキー博士は自身が公開したパーソナリティ診断のFacebookアプリが予想に反して巨大化したことにより、世界最大のFacebookユーザーのデータセットを手に入れることになります。
 
その後、Facebookユーザーの「いいね」を性別・住所・年齢などの属性と結びつけていくことにより、2012年には、ユーザー1人あたり68件の「いいね」を見るだけで、肌の色、性的指向、支持政党までもを高確率で当てられるようになりました。
 
Facebook上の行動から性格が逆引きできることの危険性に気づいた博士は、警鐘を鳴らすため実験データを公開したところ、結果として選挙コンサルティング会社であるCambridge Analyticaに手法を盗まれてしまいます。
 
人が欲しい情報をピンポイントで与えることにより個人の行動を操作できる博士の手法は、ブレグジットや米大統領選でCambridge Analyticaによって使用されたと見られており、世界をひっくり返してしまったわけです。

2億2,000万人分のデータ分析で明らかになったiPhoneユーザーの嗜好

Cambridge Analyticaの調査によると、iPhoneユーザーはAndroidユーザーと比べ、ホンダ車を持っている確率が2.3%高いとのことです。ちなみにiPhoneユーザーの間でホンダの次に人気があったのはBMW(1.8%)でした。
 
またファッションでは、iPhoneユーザーはスウェーデン発のアパレルメーカーであるH&Mを好む傾向にあり、それに対しAndroidユーザーはLevi’sにより惹かれやすいとのことです。

iPhoneユーザーは買い物好き

iPhoneユーザーは、Androidユーザーに比べより多くの店舗を訪れることがわかっています。言い換えればiPhoneユーザーは買い物好きだということです。
 
また趣味においては、iPhoneユーザーは読書や政治に興味あり、Androidユーザーは料理好きだということがわかっているそうです。
 
 
Source:Fortune via Motherboard
(lexi)