ドイツ西部エッセンの裁判所に出廷した弁護士ら(左および左から4番目)と被告ら(2017年9月18日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】ドイツの裁判所は18日、銀行のフロアで倒れて意識不明となった年金生活者の男性(83)に手を差し伸べなかったとして、来店客だった3人に対し、最大3600ユーロ(約48万円)の罰金刑を言い渡した。1年近く前に起きた今回の事件の被告らは、男性の周囲を歩き回ったり、またいだりしていたという。

 一部始終を捉えていたカメラ映像によると、男性は西部エッセン(Essen)の銀行の現金自動預払機(ATM)が設置されたフロアで倒れて床に頭を打ちつけ、そのまま意識不明となった。

 男性が倒れてから7分後、別の客が救急当局に通報。さらに20分後に到着した救急隊によって男性は病院に搬送されたものの、二度と意識は戻らず、1週間後に死亡した。

 被告のうち2人は、男性がホームレスで、眠っているだけと思ったと証言。また医療専門家も法廷で、より迅速な治療を男性が受けていたとしても死亡しただろうと証言したものの、39歳の女、55歳の男、61歳の男の被告3人について、裁判官は「誰も助けたがらなかった」と非難し、罰金刑を言い渡した。
【翻訳編集】AFPBB News