紙粘土で立体の「モナ・リザ」を作っていく手さばきが美しすぎる動画

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教えて!goo動画マスターのスズです。先日、小さい子どもを連れて美術館に行く機会があった。本当は子どもを家に置いて一人でゆっくり見たかったのだが、会期が短く、どうしても連れていかなければならない。手を離したら走り出しかねない年齢の子どもなので、館内のスタッフの方の熱い眼差しを感じつつ、ギュッと子どもの手を握り締め、もう本当にすーっと滑るように見てまわった。千数百円のチケットを買って入ったのだが、館内にいたのは10分ぐらい。慌ただしかったが、そのスピードの中でも「あ、これはいい!」と思う作品とサッと通り過ぎるだけの作品に差があったりして、自分にとってはちょっと新鮮な鑑賞法だった。「教えて!goo」に寄せられた「絵画の見方について……」という質問には、絵画を最大限に楽しく鑑賞するための工夫をたずねる質問者に対し、こんな回答が寄せられた。

「絵ができた時代のことを知ると、おもしろさは増します」(ipa222さん)、「他の視点や楽しみ方、鑑賞の方法があるといった事から離れられてじかに作品と向き合うことが一番と思います」(a375さん)、「一つは、第一印象を大事にする(中略)二つ目は、他人の意見を鵜呑みにしない、と言うことです。(中略)最後に、これが一番絵画の楽しみ方や絵画感・価値観を一変する方法があります。あなた自身も絵や彫刻、デッサンを始めることです」(fuckin-lovegunさん)など、どの回答もそれぞれ興味深い。

強引に要約すると、必要最低限の前情報だけを持ってあとは何も考えずに作品と向かい合う。そして自分も実際に創作をしてみて、その難しさや楽しさを知る。というのが絵画の一つの楽しみ方ということになるだろうか。

今回紹介する動画もまた、美術の楽しみ方の一つだと思う。「既存の作品を模倣する、しかも斬新な方法で」という取り組みだ。レオナルド・ダ・ヴィンチの名画「モナ・リザ」をなんと紙粘土で再現しているのである。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm31638476
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およそ3分半の動画だが、流れるような手さばきに見とれているうちにあっという間に「モナ・リザ」ができていく。つま楊枝の先を使って細かい造型を加えていく様はまったく見飽きることがない。1分半の時点で形づくりが完了。これだけでも満足なのだが、ここからがすごい。粘土に彩色を施し、後ろの背景まで描きこんでいくのだ。投稿者は造型のセンスだけでなく、彩色のセンスも天才的だと思う。完成した状態はまるで「モナ・リザ」に生命が吹き込まれたような、今にも動き出しそうな感じがする。何百年も前に確かにキャンバスの前に座っていた女性がいたのだな、という感覚がリアルに味わえた。

まさに天才である。この投稿者に世界の名画をどんどん立体化してもらいたい!

教えて!goo スタッフ(Oshiete Staff)