原発事故を想定した防災訓練、21日から 過去最多の1万人が参加へ/台湾

同委員会によれば、事故発生時のレベルに応じた通知や対応措置の確認などが主な目的。また、実際の訓練を通じて一般市民にも対処方法について知ってもらいたいとしている。今回の訓練では2通りのシナリオを用意し、どちらで訓練を行うかは当日、ランダムに選択するという。
3日間に及ぶ訓練では、1日目は発電所内での対応、2日目には、事故の深刻化を想定し、警報発令や携帯電話への通知、小中学生などの避難、負傷者の手当てなどを行う。3日目には発電所近辺での放射能調査や避難所整備などの作業を確認する。
同委員会によると、訓練2日目となる22日には、午前9時50分に新北市の対象区域内で、午後2時には基隆市の対象区域内で警報発令や携帯電話などによる事故の通知が行われるという。
(黄麗芸/編集:楊千慧)