日本人なら誰でも知っているラジオ体操。ではその「第1」と「第2」の対象者やポイントの違いはご存知でしょうか。今回の無料メルマガ『1日1粒!「幸せのタネ」』では著者の須田將昭さんが、そんなラジオ体操に対する豆知識を紹介しています。

ラジオ体操、みんなの体操

準備運動と聞いてすぐに思い浮かぶのはラジオ体操ではないでしょうか。「ラジオ体操」は長い歴史があり、今の体操は3代目だそうです。

ラジオ体操には第1と第2がありますが、第1の方は

いつでもどこでもだれでも

できるように、一般の人を対象に作られたそうです。運動強度としてもそれほど強いものではありません。それでもきちんと丁寧にやると、身体中の筋肉が無理なく、しっかり動くのを実感します。1日のはじめにやるといい、というのはよくわかります。

第2の方は私も高校生の時、体育の授業の準備運動がこれだったのですが、第1に対して運動強度も強めです。体を鍛え筋力を強化することにポイントが置かれています。

「筋肉や関節を柔軟にするダイナミックな運動が、血行を促進し内臓の動きを活性化させます」と、ラジオ体操Q&A(かんぽ生命サイト)にありました。確かに動きが激しいところもあり、またボディビルダーのようなポーズをとるのもあります。筋力強化でしょうか。

またラジオ体操に加えて、1999年には「みんなの体操」というのが加わりました。その年が国際高齢者年だったことにちなんだもので、テンポもゆっくりでかつ全身を十分に動かせるようにデザインされています。高齢者や身体の不自由な方も気軽に取り組めるものです。椅子に座ってもできます。

「準備運動」とだけとらえると「別に運動しないし」となってしまいますが、こうした体操は、むしろ運動をあまりせず、椅子に座ったままの人ほどしっかり取り組み、硬くなりがち、萎縮してしまいがちな筋肉をほぐし、伸ばし、動かす効果がありますね。

NHKのサイトには図解などもありますので、ぜひ一度ごらんください。

● NHKテレビ・ラジオ体操サイト

こうした体操を見ていると、基本的に右だけ、左だけというのはなく、全身、全体を動かすようにできていますね。右から始めても、必ず左側も動かすようになっています。

こういう体操類では右利き、左利きの区別なく、全身をバランスよく動かすようになっています。しかし実際に何かしらのスポーツ、競技をしはじめたらどうでしょうか? 道具を使うものはてきめんです。右利きか左利きかで動きが全く違いますね。逆のスタイルはかなり難しいし、ほとんどの人ができないと言ってもいいでしょう。野球で右打ちも左打ちもできる人は「スイッチヒッター」と言われますが、プロでスイッチヒッターというのは本当に稀です。

実際に道具を使う競技で「反対側も鍛えよう」というのはあまり意味のないことかもしれませんが、日常生活の場合は利き手とは逆の方も鍛えてみるのもいいものです。

人間の脳は右脳、左脳と分かれていて、それぞれに機能が違うと考えられています(脳機能局在論)。それと利き手の関係は実際に完全には解明されていませんが、手と脳は密接なつながりはありますし、普段あまり使わない、サブ的にしか使わない方(利き手でない方)を使うことがそれなりに脳に刺激を与えるだろうということは期待できます。

個人的には「右脳派・左脳派」と分けることには意味があまりないと考えています。右脳、左脳は脳梁と呼ばれるもので結ばれていて、両方がしっかり連携していて働いていることはわかっているからです。どちらかだけが働いているわけではありません。ですから、その「連携を強める」ようなトレーニングは効果があるのではと考えています。

普段は利き手がメインです。それはごく自然な動きです。でも、全身運動をする時には少しだけでもいいので、利き手じゃない方に意識をもっていってみてはいかがでしょう。

長く続けているうちに少しずつ動きが変わってくるはずです。

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出典元:まぐまぐニュース!