保護しないなら、野良の子猫を触らないで 悲痛な訴え

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「お願いですから、保護する気がないなら野良の子猫を安易に触らないでください」

悲痛な訴えをTwitterに投稿したのは、奈良にある猫カフェ『和風桶猫喫茶』(@okenekokissa)です。

手のひらにすっぽり収まってしまうほどの、小さな子猫。生後5日〜1週間ほどと見られ、体重はたったの150グラム。

まだ1匹で生きていくことなどできない、幼い命です。

ある民家の納屋で母猫が出産。相談を受けて『和風桶猫喫茶』は、授乳がすんでから保護することにしました。母猫のミルクは育つために必要な栄養がたっぷり含まれているので、子猫が飲むことはとても重要なのです。

しかし、「母猫を刺激しないため、触ったり近付いたりしないように」とアドバイスしていたにも関わらず、事情を知らない家族が写真を撮りに納屋に入ってしまいます。

驚いた母猫は、ほかの2匹の子猫を連れて立ち去り、戻ってきませんでした。この子猫だけがとり残されてしまったのです。

子猫をそのままにはしておけず、すぐさま保護することになりました。

生まれたばかりの子猫は、24時間態勢で世話をしなくてはなりません。この子は1時間おきにミルクを欲しがるのだそうです。

世話をする人は、不眠不休の覚悟が必要。目を離すと、いつ子猫の体調が悪化するかも分かりません。

『保護猫譲渡カフェ 和風桶猫喫茶 with ラブファイブ』は、保護された猫たちの里親を見つける活動を行っています。

保護活動には、受け入れられる猫の限界数があります。「触る、写真を撮る、必要以上に見るなど、母猫の育児放棄につながる行動は控えてほしい」と『和風桶猫喫茶』は切実に訴えています。

野良猫は、可能な限り家の中に住まわせてあげたい…それは、保護活動をする人たちの願いです。とはいえ、すべての猫を受け入れることはできないのが現実です。

「可愛いから、触った」
「かわいそうだから、拾ってきた」

では、その後は…。

母猫のミルクが必要な月齢の子猫を人の手で育てるのは、想像以上に大変なもの。

常に目を離すことができないのは、人間の赤ちゃんと同じなのです。

幸い、保護された子猫は元気に育っています。

ですが、人間のちょっとした行動がきっかけで、小さな命が失われる可能性があります。それは、多くの人に知ってもらいたい、大切なことです。

[文・構成/grape編集部]