高畑充希なら「なんかごめん」も許せる…?

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フジテレビ系のバラエティ番組『フルタチさん』が9月17日、“気遣い・忖度・おもてなし…過剰なニッポン社会を徹底検証SP!”として放送された。そのなかで“身の周りの過剰な気遣い言葉”をテーマに街の人々に聞き取り調査したところ、ゲストの岡副麻希や藤本美貴が「嫌だ〜」「居る居るっ」と反応したりMCの古舘伊知郎も「つい使ってるよね」というフレーズまで様々だった。

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たとえば古館や言語学者・金田一秀穂氏は「私的にはOKかなみたいな」や「私、好きかもぉ」、「これがいいと思うよ、わかんないけど」といった言葉遣いを「保留して逃げちゃう、断定しない」と指摘するが、街頭インタビューからもそういった気持になる“過剰な気遣い言葉”が次々と挙げられた。

ある男性はやはり「と思うよ、知らないけど」というのは「無責任」に感じるという。また、レストランで注文の後に店員が「よろしかったでしょうか?」と言うが「よろしいですか?」で十分だという女性や「悪いんだけど〇〇して」と言われると「自分でやれば? 悪いよそれと思う」という女性もいた。

18歳男性は「一瞬」という言葉を挙げる。友達から「一瞬だけお金貸して」と言われ3000円を貸したが、4か月経っても返ってこないそうだ。21歳女性は「秒で」がひっかかる。「秒でやる」と言うくせに数分かかるからだ。ちなみに古舘は「ソッコーで」とか「マッハで」と言っていた頃を振り返る。

藤本美貴や岡副麻希が「ああやだ」「居る〜」と共感したのは、14歳女子が挙げたテスト前の「私、全然勉強してない」だった。具体的には学校で「私もうできな〜い」「テスト死んだ〜」とか言っていた人が結果が返ってくると実は高得点だった時に「めちゃめちゃイラっとします」というものだ。他にも「私、〇〇な人じゃないですか〜」や「貫禄ありますね」などの言葉が挙げられた。

そんななかで20歳女性は「なんかごめん」との言葉に「謝りたくないのに謝っている感じがしてなんかイライラする」という。ゲストの伊集院光も「謝る理由は見つかっていないという感じだね」とうなずいた。

ちなみみに高畑充希が出演する軽乗用車のテレビCMで、交際を始めたばかりと思われる男性に「なんかごめんね」と別れ話を切り出す。思いのたけをぶつけて爽やかに去る彼女を見ると「なんかごめん」も許せそうだ。

『フルタチさん』はこの日の放送で最終回だとされていたが、番組では触れられなかった。楽しく学べる内容が多かっただけにまたいつか復活してほしい。

(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)