ネット通販の拡大で、配送の現場がスピードを競う中、通販サイトの「ロコンド」が、「急ぎません便」というのを始めた。配送会社との連携だが、これで配達員の負担を減らせるというのだが、受け手のユーザーからも概ね好評だという。

「当日配送」「翌日配送」などスピード化に敢えて逆行を打ち出したのは、靴とファッションの通販サイト「ロコンド」。先週土曜日(2017年9月16日)から「急ぎません便」を導入した。注文から1〜3日後までに発送するというサービス。

「ロトンド」の田中裕輔社長に理由を聞くと、「ある日どーんと(発注)量があっても、全部が全部、今日送らなくてもいい。そういうもので、明日とか明後日でも構いませんということで、現場の配達員さんの負担が軽減する」という。無論配送会社との協議の上だ。

料金も、「エクスプレス便(当日〜翌日早朝)」490円、「お急ぎ便(翌日)」390円に対して、「急ぎません便」はさらに100円安い290円。「日時指定便(翌々日〜)」と同額だ。

街で聞いてみても、「3日以内なら、安い方が嬉しい」「申し込みたい。最近宅配料金が値上げしてるので、洋服とか、別に次の日に着る物じゃなければ」と概ね肯定的。中には、「待ってるわけにもいかないので、同じ値段なら、日時指定の方が......」という意見もあった。

注文の2割が「急ぎません便」

新サービスのスタートの日の注文の約20〜25%は、「急ぎません便」になったという。滑り出しは上々?

しかし「スッキリ」のコメンテーターで経営コンサルタントの坂口孝則は、「配達員の労働環境の解決には、時間がかかる。一つの業者だけでは、業務はあまり軽減しない。業界全体で取り組みをしない限りは、目に見えた効果は出にくいと思います」と言った。

森圭介アナ「ということですが、湯山さんどうですか」

湯山玲子(著述家)「正しいマーケティングだと思います。企業だと、より早く、早く、となるけど、ユーザーの方は、3日経っても全然オーケー。私なんか、一週間でも大丈夫」

司会の加藤浩次「そうなると、(翌々日以降の)日時指定でいいんですよ」

ロバート・キャンベル(国文学研究資料館館長)「それをしないと、逆に再配達が増える」

加藤「3日後でもいるかどうか。それなら日時指定」

森「今回のは、大量に発注がきた時の対策でもあるんだそうです」

宅配業界も試行錯誤が続く。ユーザーの意識の変革も必要だろうね。