日本がインドで受注した高速鉄道の建設がいよいよ始まる。新幹線と受注競争を展開する中国もインドの高速鉄道計画には大きな関心を寄せているようで、中国メディアの華爾街見聞は14日、「日本と中国の高速鉄道市場の覇権をめぐる争いはまだ始まったばかりだ」と主張する記事を掲載した。(イメージ写真提供:(C)stillraining/123RF)

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 日本がインドで受注した高速鉄道の建設がいよいよ始まる。新幹線と受注競争を展開する中国もインドの高速鉄道計画には大きな関心を寄せているようで、中国メディアの華爾街見聞は14日、「日本と中国の高速鉄道市場の覇権をめぐる争いはまだ始まったばかりだ」と主張する記事を掲載した。

 記事は、中国は2015年にインドの高速鉄道計画の実行可能性調査を請け負ったとする一方、同年の12月には安倍晋三首相がインドを訪問し、高速鉄道計画の「内定」を勝ち取ったと主張。日本が受注したムンバイとアーメダバードを結ぶ高速鉄道路線においては、最高速度は時速320キロメートルにとどまる見通しと指摘する一方、それでも両都市の移動にかかる時間は従来の8時間から2時間まで短縮される見通しだと紹介した。

 インドにとっては新幹線をベースとした高速鉄道はモディ首相が掲げるインフラ整備政策の要となると論じつつも、日本が受注できたのは「円借款の供与条件は償還期間50年、さらに利子率年0・1%という破格の条件を提示したからだ」と主張。そして、日本がこれだけの条件を提示したのは高速鉄道市場をめぐる中国との競争が激化する一方だったからだと論じた。

 続けて、インドでは日本が受注した高速鉄道計画が着工することになるが、インドネシア・ジャワ島の高速鉄道計画は「日本の受注が有望視されていたところを中国がひっくり返した」と指摘。

 さらにマレーシアとシンガポールを結ぶ高速鉄道も間も無く入札が行われるとしたほか、インドは国内の他の高速鉄道路線においては日本以外の国とも協力する意向を示しているとし、日本と中国の高速鉄道市場の覇権をめぐる争いはまだ始まったばかりだ」と主張した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:(C)stillraining/123RF)