レストランのトイレ(2011年8月12日撮影、資料写真)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】もしも10万ユーロ(約1300万円)もの紙幣をトイレに流してしまったら、最低の投資と皮肉られるか、ぜいたくすぎる散財とあきれられるかのどちらかだろう。

 だが実際にスイスのジュネーブ(Geneva)で、総額10万ユーロ分の500ユーロ(約7万円)紙幣がレストラン3か所とスイス金融大手UBSのトイレに流される事件があり、その理由について検察当局が容疑者2人を捜査中だ。

 ジュネーブ検察の報道官はAFPの取材に、「おそらく紙幣ははさみで切断されていた」と述べ、スイス紙トリビューン・ド・ジュネーブ(Tribune de Geneve)が5月に初めて報じた事件は事実だと認めた。

 スイスでは紙幣を故意に破損したりトイレに流したりしても罪に問われない。このためトイレに流された紙幣が違法行為に関連したものでないかが捜査の焦点になるという。

 この報道官によれば、トイレが紙幣でつまったことをレストランが警察に通報して事件が発覚。後に紙幣を流した人物の代理人だという弁護士が現れてトイレの修理代を弁償した。

 UBSのジュネーブ支店は市内の中心地に位置し、支店内には資産管理事業部がある。紙幣が見つかったのはこの支店の金庫室近くのトイレだった。

 UBS側は事件に関するコメントを拒否している。

 容疑者の身元について、検察報道官は明らかにしていないが、トリビューン・ド・ジュネーブ紙はスペイン人の女2人で流した紙幣は金庫に隠していたものだったと報じている。
【翻訳編集】AFPBB News