米国アリゾナ州フェニックス市にある一軒のごみ屋敷。その持ち主である70代の女性Teresa Hrnandezさん(上の写真右)は、ごみで一杯になった家で暮らせず、車の中で寝泊まりしていた。

車で暮らす不思議な老婦人

Teresaさんの事情を最初に知ったのは、最近フェニックス市に引っ越して来たJustin Hernandezさんだ。(上の写真左 2人は偶然同姓だが親戚ではない)

Justinさんは犬の散歩をしていた時に彼女に会い、話をするようになった。話してみると、彼女の家はごみで一杯なだけでなく、電気もガスも水道も止められているという。

「それを聞いて可哀想になりました」とJustinさんは海外メディアに語っている。「71才の老婦人が、40度近い猛暑日に外で座って過ごしているというのはよくない。私はその時、自分の母親がこんなだったらどうするだろうと考えました」

「とてもこのままにさせてはおけない。だから、彼女が自分の家で暮らせるように、何かしてあげたいと思いました」

夫を亡くしてからごみ屋敷に

Theresaさんは数年前に夫に先立たれ、それ以来、物の整理も家の管理もペットの犬の世話もできなくなっていた。おそらく精神的な何かが原因だろう。

Justinさんは隣近所に声をかけ、こうした彼女の事情を話し、ごみ屋敷の大掃除に乗り出した。

「彼女は自分の家の前に停めた車に寝泊まりしていました」こう言うのは、大掃除に協力した住人の一人Christine Rowlandさんだ。「彼女の家はとても住める状態じゃなかった。家の中も外も、とにかくごみだらけですから」

家がごみだらけになったのは、確かにTheresaさん自身の責任だ。車で暮らすハメになったのも、彼女が自分で招いた結果といえる。だがそれでも、近隣住人たちは大掃除に協力した。

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大掃除はすぐに終わらないが

住人たちは時間を作ってTheresaさんの家に集まり、清掃作業を続けているが、ごみの量は膨大で、家はまだ住める状態ではないらしい。

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「すぐには終わらないと思う。けっこう長くかかるだろう」とJustinさんは言う。「でも、彼女を家に戻すまで、僕らは協力し続けるさ」

「彼女は性格が素晴らしいんだ。とても明るく前向きだから、どうしても彼女のところへ行って助けてあげたくなる」

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