12日に発表されたiPhone Xには、Face IDという、顔全体に赤外線ドットをあて、それを深度センサーで分析することにより本人認証を行う新技術が搭載されています。印メディアNDTVのガジェット専門部門であるGadgets 360は、iPhone Xがもたらしうる決済方法の変化について、MasterCardの幹部たちにインタビューを行いました。

生体認証はこれから伸びる

「生体認証は決済において非常に重要な役割を果たすだろう」と語る、MasterCardのプロダクトマネジメント部門のヴァイスプレジデントであるポール・ベイカー氏は、Samsung Galaxy S8などに搭載されている虹彩認証や指紋認証は、パスワードに比べてより直感的であると主張します。
 
Appleが提供する決済サービスであるApple Payでは、Face IDの認証技術がさっそく使用されると見られていますが、実はMasterCardもすでに昨年、Selfie Pay(自撮り決済)なるものを導入しており、カードを差し込んだ後PINナンバーを入れる代わりに、顔をカメラに向けてまばたきを1回することで認証を済ませることができるといいます。
 
ベイカー氏によると、「まばたきは生きていることの証明になる」とのことで、眠っている人の顔を使ったり、印刷した写真でシステムをだますことなどを防げるそうです。

iPhone XのFace IDで生体認証による決済が普及する

MasterCardが提供するSelfie Payの最大の問題は、認知度が非常に低いことであり、今のところニッチ市場としてやっていくのが精一杯とのことです。
 

Selfie Pay by MasterCard


 
「iPhone XのFace IDは、生体認証による決済をメジャーな領域まで押し上げる可能性がある」とセキュリティ部門のヴァイスプレジデントであるヨハン・ガーバー氏は期待を込めて語ります。
 
「生体認証センサーは端末ごとに異なるので、多様なデバイスをできるだけ広くカバーする製品を作っていきたい」と先述のベイカー氏は続けます。

指紋認証のついたクレジットカードも開発

MasterCardは、デバイス上の指紋認証を超え、クレジットカード自体に指紋認証機能が埋め込まれているカード技術の開発を行っています。
 
2017年上半期に発表された指紋認証カードは、従来のクレジットカードと厚さはまったく同じで、カードを機械に差し込んだ後、カード上で指紋認証を行うことができます。
 

 
 
Source:Gadgets 360
(lexi)