ラファエル・ナダル【写真:Getty Images】

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全米オープン制覇でグランドスラムの通算優勝回数を歴代2位の16回に伸ばす

 男子テニスのグランドスラム今季最終戦、全米オープンは世界ランキング1位に君臨するラファエル・ナダル(スペイン)の優勝で幕を閉じた。四大大会の通算優勝回数もロジャー・フェデラー(スイス)に次ぐ16回に伸ばしたが、叔父であるトニ・ナダル氏は「さらにグランドスラムを勝ち獲ると確信している」とタイトル数でライバルに肩を並べると予想している。米テニス専門サイト「ベースライン」が報じた。

 全米オープンでは、「王者の貫禄」を存分に示した。

「BIG4」を形成してきた世界ランク3位のアンディ・マレー(英国)と同6位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)が故障で不参加。前回大会覇者のスタン・ワウリンカ(スイス)、同11位のミロシュ・ラオニッチ(カナダ)、そして同14位の錦織圭(日清食品)も右手首の腱損傷により欠場し、さらにフェデラーとの対戦もライバルの準々決勝敗退で実現しなかった。

 それでも、31歳となっても体のメンテナンスを怠ることなくコートに立ち続け、頂点まで駆け上がったのは確かな実力があってこそ。4年ぶりの大会制覇の価値は決して色褪せない。大会後、「ラファエルは良いプレーをした。大会に参加していた誰よりもね」と絶賛していた叔父のトニ氏は「ベースライン」の取材に応じ、甥の今後の戦いについて展望している。

確信を得た全仏オープンの優勝「そこを争う一番のポジションに立てている」

 記事では、「トニ・ナダル、ラファはフェデラーのグランドスラム制覇の記録に並ぶと宣言」と見出しを立てて特集。盟友にしてライバルであるフェデラーの優勝回数19回に並ぶと予言している。

「フェデラーの19に到達する。私はそれが起こると考えている。それは難しいことだが、ローラン・ギャロス(全仏オープン)を制した時、私はさらなるタイトルが手元に訪れると自信を深めた。12、13、14(回)では、彼はそのレベルに到達することはないと皆思うだろう。だが、彼は16つ目を勝ち獲った。そこを争う一番のポジションに立てているということだ」

 故障に苦しんだ2016年を経て、今年6月の全仏オープンで歓喜の優勝。四大大会で2014年の全仏オープン以来、15個目となるグランドスラムのタイトルを手にしたことで、かつて想像もしていなかったフェデラーと肩を並べる甥の姿を、トニ氏はイメージできたという。実際、全米オープン制覇でさらにひとつ数字を伸ばしてトップのフェデラーに次ぐ2位と十分に競い合える位置につけており、深めた自信は“確信”へと変わったようだ。

「もちろん、以前は想像もしていなかったことだ。だが、正直に言おう。私はラファエルがさらにグランドスラムを勝ち取ると確信している」

 9月11日発表の世界ランキングで、2011年以来となるトップ2を独占したナダルとフェデラー。2人が織りなす「ライバル物語」はさらに熱を帯びていきそうだ。