前日のマンチェスター・U戦に大敗していたこともあり、疲弊した表情で出停したルーニー。 (C) Getty Images

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 現地時間9月18日、エバートンに所属するウェイン・ルーニーに飲酒運転の容疑で有罪判決が下った。『BBC』をはじめとする複数の英国メディアが報じている。
 
 ルーニーは、今月1日にバーで知り合った女性とともにドライブ中だったところを警察に止められ、呼気100ml中のアルコール濃度が法的限界値(100ml中35mg)を大きく越える104mgを検出していたことが判明し、飲酒運転の容疑で逮捕されていた。
 
『BBC』によると、ルーニーは、18日の早朝にその件でマンチェスターにあるストックポート裁判所に出廷。ここで当人が改めて罪を認めたことで100時間以上の奉仕活動従事と2年間の運転禁止処分の有罪判決が下ったという。
 
 この裁判の模様をマンチェスターの地元紙『イブニング・ニュース』は、詳細にレポートしている。
 
 同紙は、事件当初の取り調べにあたった警察が「ルーニーは飲酒運転を行なったことを即座に認めた」と供述したことと、当人が飲酒運転撲滅のためのレクチャーを受けるつもりで、深く反省していることが判決を軽くしたと伝えている。
 
 さらに同紙は、裁判官から「あなたの謝罪の意が真実であると認めます。家族と共に反省をするように」と告げられたルーニーの謝罪コメントも掲載。ベテランFWは次のように口を開いた。
 
「僕は運転をするうえで許されない行為をしてしまったことを改めて謝罪したい。完全に間違っていました。僕の家族、それから監督、会長、そしてエバートンFCのみんなに申し訳なく思っている。これまでに僕をサポートしてくれた全てのファンにもお詫びしたい。もちろん裁判所の判決を受け入れ、奉仕活動にも従事して罪をしっかりと償いたいと思っている」
 
 幸いにも死傷者が出なかったことも処罰が軽く済んだ要因と言われるルーニーの飲酒運転騒動は、ひとまずの決着を見た。元イングランド代表FWには、これを機に襟を正してピッチ内でのことに集中してもらいたいものだ。