バングラデシュ南東部コックスバザール県郊外のクトゥパロンにある難民キャンプで、救援物資に殺到するロヒンギャ難民たち(2017年9月15日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】バングラデシュで18日、プラスチックのシートで森の近くに組み立てたテントの中で寝ていたイスラム系少数民族ロヒンギャ(Rohingya)の難民の老人2人が野生のゾウに踏まれ、死亡した。地元警察が明らかにした。

 事故が起きたのはバングラデシュ南東部コックスバザール(Cox's Bazar)県クトゥパロン(Kutupalong)にある難民キャンプの外れ。同地には隣国ミャンマーでの衝突を逃れて越境してきたロヒンギャ数万人が仮設キャンプを設営し、暮らしている。

 地元警察の署長は「野生のゾウ数頭に踏まれ、2人が死亡した」と認め、2人はロヒンギャだったと明らかにした。

 先月25日にミャンマー西部ラカイン(Rakhine)州で治安部隊がロヒンギャの武装集団に対して軍事作戦を開始して以来、これまでに41万人を超えるロヒンギャが隣国バングラデシュに避難している。ロヒンギャ難民たちは屋外や道路脇で暮らしており、食料や必需品などの支援物資を運んでくるトラックに殺到している。

 あるロヒンギャの老人によると、死亡した2人は最近やって来た難民で、クトゥパロンの難民キャンプ近くの森林周辺で避難生活を送っていたという。このロヒンギャはAFPに対し「(事故は)プラスチックのテントで彼らが寝ていた18日の早朝に起きた。野生のゾウ数頭が2人を踏み殺した」と述べた。
【翻訳編集】AFPBB News