人気スタイリストの入江未悠さんのファッションアドバイス講座、第12回の相談はメーカー会社勤務の山之内瑠衣子さん(仮名・30歳)から。

「背中が開いたトップスが人気ですが、会社に着て行っても大丈夫でしょうか。選び方のポイントを教えてください」

さっそく入江未悠さんに聞いてみましょう。

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デザイントップスの中でも通勤に活躍させやすい背中アキ

春夏に一世を風靡したデザイントップスの人気は、秋冬も続行中です。9月いっぱいは、まだまだ蒸し暑さを感じる日もありますね。1枚でオシャレに見えるデザイントップスは活躍頻度も高いと思います。

ボリュームスリーブやドローストトリング使いなど、デザイントップスにもバリエーションがあります。

背中アキトップスは、正面から見ればベーシック顔。そのため、どの通勤ボトムとの相性もよく、オフィスでも使いやすいデザイントップスのひとつです。

通勤服に必要なのは流行と“きちんと感”のバランス

背中が広く開いているデザイントップスを通勤服として選ぶポイントは、たったひとつ。「背中以外の、ほかの部分の露出が抑えられているかどうか」です。

 

前身ごろの襟ぐりは浅く、真面目顔の白トップス。後ろは深V。

たとえば、上の写真のトップス。背中側から撮った写真ですが、前身ごろはきちんと感のあるクルーネックです。一方、背中は、着ると20cmほどの深いV開きになっています。着用すると、こんな感じになります。

 

背中が開いていても、肩と二の腕の露出が少ないのでオフィス仕様の上品さも醸し出せる。

背中の露出面だけみると広めですが、胸元は詰まっているし、肩や二の腕は隠れるので、オフィスに似合う、上品できちんとした印象がつくれます。

スパイスになるデザインがあれば、なおよし

さらに、このトップスは、ひと結びして背中に垂らせるストラップつき。背中の露出部分を適度にカバーしてくれるんです。

こういった、バックスタイルにスパイスになるデザインが施されてるアイテムは、背中の肌見せエリア自体が広くても、マイルドな印象。通勤にも使えますよ。

 

背中が深Vになっていても、リボンがあることで程よくカモフラージュできる。

また、これからデザイントップスを新調するなら、今回紹介したアイテムのように、重ね着できる、ボリュームを押さえたコンパクトサイズを選ぶといいと思います。

秋が深まって、肌寒くなってきたときに、上から1枚、カーディガンなどを羽織れるサイズ感であれば、清潔感のある定番白トップスとして、長く着まわすことができますよ。 



■賢人のまとめ
通勤アイテムとして背中が開いているトップスを選ぶときには、そのほかの肌の露出が少ないものをチョイス。やりすぎ感がなく、上品さもあり、オシャレでありつつも、安心して仕事に取り組めると思います。

■プロフィール

ファッションの賢人 入江未悠

青山大学在学中にスカウトされ、読者モデルとして活躍。
小学館『CanCam』で、 ライター&スタイリストアシスタントとして編集業務に携わり、2003年にスタイリストとして独立。
大人の甘さを引き出すきれいめコーディネートに定評があり、現在は、『STORY』『Oggi』など数々のファッション誌で活躍している。
自身初の単行本『TOKYO LADY STYLE』が好評発売中の他、2013年より、アクセサリーブランド「Myu by phoebe」のデザインも手掛けている。
Official Web Site:http://phoebe.co.jp/cat/myu/