大手コーヒーチェーンStarbucksでは、欧米の都市部を中心にワイヤレス充電器が各店舗に設置されています。先日発表されたiPhone8/8 Plus、iPhone Xがワイヤレス充電に対応したことで、新たにこの充電器がiPhoneにも本格対応することになりました。

より手軽にワイヤレス充電器が利用可能に!

厳密に言えば、新シリーズのiPhoneにワイヤレス充電機能が搭載される前から、すでにStarbucksではワイヤレス充電を従来のiPhoneでも使うことが可能でした。
 
もちろん、これまでのiPhoneにワイヤレス充電機能はないので、店頭で貸し出されている「Power Ring」という専用のアクセサリーをLightning端子に差し込んで充電する必要がありました。
 

 
しかし今回、iPhone8/8 Plus、iPhone Xでワイヤレス充電がサポートされたことで、晴れてPower Ringなしでも、直接専用のパット「Powermat」に端末を載せるだけで充電が可能になったというわけです。

Appleが選んだのは「Qi」規格のみだった

もう少し詳しく解説しておきましょう。
 
Starbucksがこれまで採用していたワイヤレス充電器には、「PMA(AirFuel Inductive)」という規格のみが用いられていました。このPMAは、業界団体AirFuel Allianceが推進している標準規格の1つです。
 
しかし、Appleが今回iPhoneで採用を決めたのは、PMAではなく、別の業界団体「Qi」の充電規格です。したがって、現状のままでは、ワイヤレス充電に対応したiPhone8やiPhone XをPowermatの上に置いても充電ができません。
 

 
約半数のスマートフォンユーザーがiPhoneを手にしている世の中にあって、まさか彼らを無視するわけにはいきません。ということで、Starbucksにマットを供給しているPowermat社が、PMAだけではなくQiにも対応する旨を発表したというわけです。
 
SamsungのGalaxyシリーズを始めとして、すでに発売されているワイヤレス充電対応スマートフォンの多くは、PMAとQiの両規格をカバーしているため、これまで同様にPowerpatを使用することができます。なおPowermat社によれば、大掛かりなハードウェアの交換ではなく、ソフトウェア更新で早々に対処できる問題とのことです。
 
日本のStarbucksでは未だにコンセント充電が主流ですが、今回のiPhoneシリーズをきっかけに、国内でもワイヤレス充電スポットが当たり前になる日は来るのでしょうか。
 
 
Source:SLASHGEAR,Powermat
(kihachi)
 
 

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