【ソウル聯合ニュース】韓国政府が19日(米東部時間)から始まる国連総会の一般討論などで、北朝鮮に対する国連安全保障理事会制裁決議の徹底した履行の必要性を強調する一方、北朝鮮の国連加盟国の資格については取り上げない方針を固めたことが18日、複数の政府筋の話で分かった。韓国は朴槿恵(パク・クネ)政権だった昨年の国連総会では北朝鮮の国連加盟国としての資格を問題視していた。

 政府のある当局者は18日、「北への新たな制裁決議をはじめとする安保理決議の履行が最も重要だ」と述べた。北朝鮮の国連加盟国の資格については現時点で米国も取り上げていないという。

 北朝鮮の5回目核実験後に開かれた昨年9月の国連総会で、韓国は尹炳世(ユン・ビョンセ)外交部長官(当時)が演説で「北が平和を愛する国連加盟国としての資格があるか再考する必要がある」と、加盟国資格をはく奪する必要性を示唆した。

 それから1年、韓国が今年の国連総会で加盟国資格を取り上げない方針を固めたのは、制裁と対話を並行するという文在寅(ムン・ジェイン)政権の北朝鮮政策の原則に基づいたとみることができる。北朝鮮を国連の舞台から追放するよりは、国連の枠組み内にとどめたまま制裁と圧力を加えることで、国際社会の誠実なメンバーになるよう誘導するほうが妥当と判断したようだ。

 一方、国連総会を機に南北の外相が会合するかについて、韓国政府の高官は「計画はない」と答えた。