セルビアの首都ベオグラードで開催された「ゲイ・プライド」のパレードに参加するアナ・ブルナビッチ首相(右から2人目、2017年9月17日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】セルビアの首都ベオグラード(Belgrade)で17日、LGBT(レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダー)の祭典「ゲイ・プライド(Gay Pride)」のパレードが開催された。厳重な警備の下で開催された毎年恒例のイベントには、同性愛者であることを公表しているアナ・ブルナビッチ(Ana Brnabic)首相(41)も参加し、より寛容な社会に向かって「一歩ずつ」前進しているとコメントした。

 今年6月に就任したブルナビッチ首相は、同性愛者であることを公表している世界で数少ない政府指導者の一人。しかしバルカン半島に位置する保守的な同国では、同性愛嫌悪は依然としてまん延していると活動家らは指摘している。

 レインボーカラーの旗や風船を手にした活動家数百人とともにパレードに参加したブルナビッチ首相は、「(セルビアは)ついに、私が本当の顔と信じている姿を見せつつある」とのより肯定的なメッセージを伝えた。

 またAFPの取材に対して、「この国には非常に騒々しい少数派がいる。こうしたことに反対する攻撃的な少数派だ。だがセルビア国民の大半は、『自分も生き、人も生かせ』という観点で物事を考えていると思う」と語った。

 2010年にベオグラードで開催された同パレードでは、同性愛反対を掲げるデモ隊と警察との間で衝突が発生。100人以上が負傷し、同イベントの開催を3年間禁止する措置が取られた。

 今回は厳重な警備の下で開催されるようになってから4回目、首相が参加する初めてのパレードとなった。
【翻訳編集】AFPBB News