ミランでもアッズーリでもまさにこれから、という時に半年の離脱を余儀なくされたコンティ。早期の復帰を期待したい。(C)Alberto LINGRIA

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 ミランが今夏に2500万ユーロ(約33億円)の移籍金でアタランタから獲得した期待の攻撃的右サイドバック、アンドレア・コンティの離脱を発表した。9月15日のトレーニング中に左膝を痛めて精密検査を実施した結果、前十字靭帯断裂と診断されたのだ。復帰までに約半年を要する見込みだ。

 昨シーズンにアタランタで一躍ブレイクを果たしたコンティは、ミランに加入してほどなくチームにフィット。ヨーロッパリーグの予選3回戦の2試合とプレーオフ・第1レグに出場し、セリエAでは開幕から2戦連続で先発を任されるなど、早くもヴィンチェンツォ・モンテッラ監督の信頼を勝ち取りつつあった。

 今回の長期離脱がチームに与える影響は小さくない。レオナルド・ボヌッチを3バックの中央に据えた3-5-2(あるいは3-4-3)システムの本格導入を検討していた指揮官は、破格の攻撃性能を誇るコンティをウイングバックの適材と考えていたという。同じく右サイドを主戦場とするイニャツィオ・アバーテは、攻守のバランスに優れる一方、突破力やダイナミズムでその俊英に及ばない。

 コンティ本人にとっても受け入れ難い現実だろう。ミランで足場を築きつつあっただけでなく、9月5日の2018年ロシア・ワールドカップ欧州予選(イスラエル戦)でイタリア代表デビューを果たし、来夏に行なわれる本大会のメンバー入りの可能性も浮上していた。

 これからジャンピエロ・ヴェントゥーラ監督にアピールしようという矢先の故障……。心中は察するに余りある。コンティの早期の復帰と、その後の輝かしいキャリアを願うばかりだ。