罪悪感は必要ない!「一時保育」がママにも子どもにもオススメな理由

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子どもを預けるというと、どうしても「働いていなきゃダメ!」と思ってしまうママが多いですが、「一時保育」というものをご存じでしょうか。

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「一時保育」は家庭で子育てをするママが、就業以外の理由でも子どもを預けることができるサービスですが、今やほとんどの自治体や保育サービスを展開する企業が実施しています。

しかし利用率はとても低く、利用しない理由の多くが「働いていないから」「子どもがかわいそうだから」というものです。

本当に一時保育を利用することが、子どもにとって可愛そうなのでしょうか。そしてママはそこまで一時保育を利用することに罪悪感を抱く必要があるのでしょうか。

今回は、一時保育利用者に行ったアンケートを元に、一時保育がママや子どもにもたらす影響についてお伝えします。

子どもにもママにも良い効果をもたらす「一時保育」

「ワンオペ育児」が社会問題となっているように、子育て中のママ達は肉体的にも精神的にも疲れています。

追い詰められた状態で育児をしていても何も良いことはなく、ママもたまには息抜きが必要です。

その息抜きで積極的に利用したいのが「一時保育」ですが、働いていないのに子どもを預けることへの罪悪感からか、利用率はとても低くなっています。

しかし、立命館大学が実施した「一時保育を利用した母親の意識調査」によると、一時保育は、子どもにもママにも良い効果をもたらすことが分かりました。

以下は、調査結果の一部です。

■一時保育を利用した後のママの気持ちの変化は?

・安心して仕事(用事)ができるようになった 66.7%

・精神的なゆとりが持てるようになった 63.6%

・担当の保育者や他の母親と子育てについて話す機会ができた 27.3%

・子どもを預ける時はつらいが、自分にとって必要なことと思えるようになった 18.2%

・子育ての楽しさが理解できるようになった 9.1%

■一時保育を利用した後の子どもの変化は?

・精神的に成長した 41.2%

・意欲や積極性が出てきた 41.2%

・甘えるようになった 26.5%

・言葉が発達した 23.5%

■一時保育を利用した「満足感」は?

・満足している 88.2%

・どちらとも言えない 11.8%

・不満である 0%

このように、一時保育を利用したママは、リフレッシュできたり、精神的な余裕が生まれたりと、ママにとってはプラスに働いている面が目立ちました。

そして、一時保育を利用した後の子どもの変化については、ママやパパ以外の人と触れ合い、自宅以外の場所で過ごすことによる刺激から、積極性が出たり、言葉が発達したりと、ママが驚くほど成長する子もいるようです。

一時保育を利用した全ての人がそうなるとは限りませんが、多くの人は一時保育を利用することにより、ママにも子どもにも良い効果をもたらし、子育てにおいてはプラスになっていることが分かりました。

専業主婦で子育て中のママも労働者の意識を持ち、「休む努力」を!

一般的なサラリーマンは、週7日のうち5日は労働し、2日は休みます。疲れてくれば、手を抜いたりさぼったり、有給を取ってリフレッシュしたりもします。

それに比べ専業主婦のママはどうでしょう。育児は週7日のうち1日も休みがなく、1年365日年中無休で働き続けなければなりません。

ママ達は年中ノンストップで働き続けているのが現状ですが、収入がないというだけで負い目を感じ休むことに躊躇する必要があるでしょうか。

専業主婦のママだって家庭を守るためには、精神的にも肉体的にも元気でいる必要があり、どれだけ元気なママだって少しも休まず頑張り続けていたらいつかは限界がきますし、ダウンしてしまいます。

ですから、ママも家族のために働く労働者であるという意識を持ち、家族を支えるためにも意識して休む必要があるのです。

ママが意識して休むには「一時保育」は使えますし、子どもにも良い刺激となりますから、積極的に活用したいですね。

働いているママも、専業主婦のママも、日々ママとして育児という労働に勤しんでいる自信を持ちましょう。

家事に育児に日々頑張り続けるママを応援しております。