橋田壽賀子はイジワル姑!?イクメンブーム、育児ノイローゼに「頭にくる!」

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9月18日(月・祝)20時より放送される国民的ホームドラマ『渡る世間は鬼ばかり 3時間スペシャル』(TBS系列)の囲み取材が、1日に同局で行われ、作家の橋田壽賀子、プロデューサーの石井ふく子が見どころを語った。

昨年に放送されたスペシャルでは、中華料理店「幸楽」の改装問題で、小島家や五月(泉ピン子)が大きく揺れた。同時に五月の息子・眞(えなりかずき)の妻・貴子(清水由紀)が妊娠していることなども織り込まれたが、今作ではその子育てを巡る騒動が描かれる。さらに、貴子の家出、眞のイクメンぶり、五月と眞夫婦とのギクシャクした関係も展開など、目が離せない展開が待ち受ける。

『渡鬼』初の3時間スペシャルについて、石井は「3時間一気に見せることはとても良いこと。たっぷり書ける」とニッコリ。橋田は「90過ぎて二人でまだ作品作ってるなんてね。全く……」としみじみ。「でも仕事は楽しいですね。『渡鬼』だからこそ楽しいんです。今までやってきた仲間みたいなものが書けるので」と語ると、石井は「仕事をしているから元気なのよ」と返答。橋田は「私は遊んでいる方が元気だわ」と茶目っ気たっぷりに返した。

また、イクメンや育児ノイローゼといった世相も反映させている今作。母親の育児ノイローゼについて、橋田は「頭に来る。昔の人は6人も7人も子どもを育てて畑も耕していた。その人たちと比べて何なんだよという精神、怒りを持って書いています。一人でちゃんと育てなさい! 社会への反発です」と一刀両断。イクメンブームについても「認めません。男の人はちゃんとお仕事をしていればよい」とピシャリ。しかし、真っ向から否定しているわけではなく「そういう(上の)世代も書くし、育児ノイローゼになっている世代も書く。良い悪いではなく、いろいろな世代の価値観の違いを書きたかったんです。ただ私は、やっぱり五月の立場でいたい」と個人的な意見だということを強調した。

そして、初の父親役を演じるえなりについても、橋田は「あの人には期待していません」とバッサリ。「父親になれそうもないし、劇中でも父親らしくはなっていません。それも世相の一つだと思って書いています」と主張。石井は「5歳でデビューしているえなりが子どもを抱いているのが不思議でしょうがない。子どもが子どもを抱いてどうするんだ。でも一生懸命やってるからね。本当は一児の親でもおかしくない年齢だけど、やっぱり画面で見ると不思議な感じ」とコメント。

そして、五月の嫁から姑への変化について、橋田は「あれは私自身。私が姑になるとああなる。ピン子ちゃんには悪いけど、意地悪姑にしちゃって……。でも優しい姑になんてなれない。育児ノイローゼなんて絶対認めない」と改めて考えを語っていた。