負傷後、ピッチを去る際には苦々しい表情を浮かべていたデンベレ(中央)。本人にとってなんともやりきれない長期離脱となった。 (C) REUTERS/AFLO

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 バルセロナにとってはなんとも手痛い離脱だ。今夏の移籍市場でドルトムントから獲得したウスマンヌ・デンベレが現地時間9月16日のヘタフェ戦で左大腿の大腿二頭筋の腱断裂。手術を受けるために長期離脱を強いられることがバルサの公式サイトで発表された。
 
 今夏の移籍市場でバルサは、パリSGへと放出したブラジル代表FWネイマールの後釜として、史上2番目に高い1億4500万ユーロ(約185億6000万円)で、デンベレを奪取したのは周知のことだろう。
 
 ネイマールの背負った11番を渡されるなど大きな期待を寄せられたデンベレは、16日に敵地で行なわれたヘタフェ戦でリーガ・エスパニョーラ初先発を飾った。しかし、24分に左太腿をおさえたデンベレは自らプレーを止め、ジェラール・デウロフェウとの交代でピッチを去った。
 
 スペイン紙『マルカ』などの現地メディアは当初、3週間程度の離脱と報じていたが、公式発表によれば、精密検査を受けたデンベレは左大腿の大腿二頭筋の腱断裂が判明。今週中にフィンランドのサカリ・オラヴァ医師の修復手術を受け、3か月半から4か月の離脱を余儀なくされるという。
 
 ネイマールの後釜として期待された逸材が、開幕して間もない時期に年内復帰絶望の大けがを負うことはバルサにとって計算外の急事といえるだろう。マルカ紙は、「デンベレがクリスマス前に戻ってくることは期待できない。12月23日のクラシコを含めて、若きフランス代表は大切なリーガでの前半戦を失った」と伝えている。
 
 また、各国メディアも新進気鋭の20歳のドリブラーの長期離脱を一斉に報道。ドイツ紙『ビルト』は、「バルサショック! 1億ユーロ越えのスターは相手と接触するわけでもなく地面に倒れた」と、怪我の瞬間を振り返っている。
 
 また、イタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』は、「不思議なことにデンベレはフランスでも、ドイツでも大きな怪我はしてこなかった。にもかかわらず、バルサに移籍して早々に深刻な負傷を余儀なくされた」と書き綴った。
 
 試合後に「うまくいっていたのに残念だ」と指揮官のエルネスト・バルベルデが嘆いたデンベレの長期離脱。そうしたなかで、リーガで4戦無敗と好調な滑り出しを見せたバルサはどのような戦いを見せていくのだろうか?