主審がビデオ判定を示す

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[9.17 ブンデスリーガ第4節 ドルトムント5-0ケルン]

 ブンデスリーガは17日、第4節3日目を行い、MF香川真司の所属するドルトムントはホームでFW大迫勇也の所属するケルンと対戦し、5-0で大勝した。開幕から4試合連続のベンチスタートとなった香川は2試合連続で出番なし。大迫は3試合連続で先発したが、中盤のインサイドハーフという守備的なポジションで持ち味を発揮できず、後半19分に交代した。

 試合はいきなり動いた。ドルトムントは前半3分、右サイドでボールを持ったFWアンドリー・ヤルモレンコが鋭いドリブルで縦に突破。折り返しをニアに飛び込んだMFマクシミリアン・フィリップがヘディングでコースを変え、ゴールネットを揺らした。今季、フライブルクから加入した新戦力のフィリップはこれが移籍後初ゴール。開始早々に先制点を奪い、その後もドルトムントペースで試合は進んだ。

 反撃に出たいケルンだが、なかなか攻撃の形をつくれず、1トップのFWジョン・コルドバが孤立。4-1-4-1の右インサイドハーフで先発した大迫も中盤の守備に追われる時間が長く、攻撃に力を注げない展開が続いた。

 前半アディショナルタイムには“奇妙”な形で追加点が生まれた。右CKからゴール前のDFソクラティス・パパスタソプロスがケルンのDFドミニク・ハインツ、GKティモ・ホルンと競り合うと、ボールをキャッチしようとしたホルンがファンブル。すかさずパパスタソプロスが右足で押し込んだ。

 主審は一度はパパスタソプロスのファウルを取り、ノーゴールと判断したが、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の助言を受け、ゴールに“訂正”。ケルンベンチは猛抗議したが、直後に前半終了の笛も吹かれ、ドルトムントが2-0とリードを広げて前半を折り返した。

 後半にもVARがドルトムントに“味方”した。後半13分、ヤルモレンコが右サイドから左足で鋭いクロス。ゴール前に飛び込んだフィリップとDFルーカス・クリュンターが競り合うと、ボールはクリュンターの手に当たってこぼれた。主審はいったんはそのままプレーを流していたが、VARによりハンドを認識。ドルトムントにPKを与えた。

 キッカーを務めたFWピエール・エメリク・オーバメヤンは冷静にGKの逆を突き、3点目。直後の後半15分にも右サイドのスペースに抜け出したDFルーカス・ピシュチェクの折り返しをオーバメヤンが右足で流し込み、4-0と突き放した。

 ケルンは後半19分に2人を交代。後半からは4-2-3-1のトップ下気味にポジションを上げていた大迫もここでベンチに下がった。直近の3試合で10失点となったケルンは5バックにシステムを変更。守備の立て直しを図ったが、流れは変わらなかった。

 ドルトムントは後半21分、ヤルモレンコとMFヌリ・サヒンを下げ、MFクリスティアン・プリシッチとMFユリアン・バイグルを投入。5月13日のアウクスブルク戦で右足首を骨折する重傷を負ったバイグルはこれが復帰戦となり、約4か月ぶりの公式戦出場を果たした。

 ドルトムントは後半24分、MFマフムド・ダフードのスルーパスに反応したフィリップが左足のチップキックでGKの頭上を越し、ダメ押しの5点目。同40分には最後の交代枠でオーバメヤンを下げ、ブンデスリーガデビューとなる17歳のFWアレクサンデル・イサクをピッチに送り込んだ。

 ドルトムント守備陣は最後まで集中力を切らさず、5-0の大勝で開幕から4試合連続の無失点。13日のCLトッテナム戦(1-3)の敗戦からしっかり立て直し、公式戦3試合ぶりの白星でリーグ戦は開幕から3勝1分の無敗をキープし、首位の座も守った。一方のケルンは開幕4連敗。1得点、12失点で最下位という苦しい船出となっている。


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