予選2回戦でフルセットの末に敗れた青山修子。大きな可能性を感じさせる戦いぶりだった

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「東レ パン・パシフィック・オープン」(WTAプレミア/東京・有明コロシアムおよび有明テニスの森公園コート/予選9月16〜18日、本戦9月18〜24日/賞金総額100万ドル/ハードコート)の予選2日目は、予選1回戦残り3試合と2回戦8試合が行われた。

 予選2回戦を戦った5人の日本人が全員敗退する中、もっとも厳しい条件の中、もっとも可能性を感じさせたのが青山修子(近藤乳業)だった。

 前日夜、22時45分から同会場の有明で「ジャパンウイメンズオープン」のダブルス決勝を戦い、夜中の0時頃に優勝スピーチと記者会見をこなした青山。その12時間後には東レPPO予選1回戦を戦うため、前夜と同じセンターコートに立っていた。

 まったく疲れを感じさせない軽快な動きでアンドレア・クレパーチ(スロベニア)を6-3 6-2で退けると、夕方18時頃には予選2回戦で、WTAランキング94位、昨年のウィンブルドンでガルビネ・ムグルッサ(スペイン)を倒した実績のあるヤナ・セぺロバ(スロバキア)と戦った。

 第1セットは変わらずキレのある動きで6-3で奪ったが、第2セットは「ラリーが長くなった影響で疲労が出てきた」と俊敏な動きが徐々に落ちていき、両サイドに振られたボールに追いつけなくなって2-6で落とした。

 だが、第3セットは相手のパワフルなショットに食らいつき、4-4に追いついて自身のサービスゲームを迎える。しかし第9ゲームは0-40から粘るもののブレークされ、相手の強烈なサービスの前に力尽きて6-3 2-6 4-6で敗れた。

 20時間で3試合と厳しい日程の中、得意のダブルスだけでなく、シングルスでも世界と戦えるの力を見せた青山。あと一日休む時間があれば、と思わざるを得ないほど、勝利の可能性を感じさせる勇敢な戦いぶりだった。

 相手のショットを読んで素早く動き、鋭く返すカウンター。ネットでの精度の高いボレー。ダブルス中心に磨いた技術はシングルスでも大きな武器になっている。

「普段からシングルスも練習し、いつでも出られる準備はしている。チャンスのときは出場し、なるべく多く勝ちたい」という。今後も単複両方の活躍を青山は目指す。

テニスマガジン/編集部◎池田晋)

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