風間監督は、「責任感」や「戦う」という言葉を使って精神面や守備面について苦言を呈した。写真:徳原隆元

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[J2リーグ33節]金沢3-1名古屋/9月17日/石川県西部緑地公園陸上競技場
 
 下位チーム相手に星を取りこぼしたアウェー金沢戦の内容には、風間八宏監督も堪えたようだ。試合後のフラッシュインタビューで同監督は、珍しく精神面について言及した。
 
「非常に残念な試合。抽象的な言葉は嫌いですが、責任感であったり、戦うであったり、そういったところをもっと明確化しなくてはいけないと思った試合だった」
 
 沈痛な面持ちでそう語ると、「サッカーというのはボールを持っているだけでなく逆もあります。自分たちが上手くいかない時に、もちろん今度は相手に何もやらせないところにもっともっと気を向けなければいけない。そういう戦うところを、もう一度明確化してチームをしっかりさせたい」と続けた。
 
 これまで、負け試合でも攻撃面の不出来に言及することが多かった同監督。「責任感」や「戦う」という言葉を使って精神面や守備面について苦言を呈したのは、やはり痛恨の敗戦だと受け止めているからだろう。
 
 名古屋は前節・大分戦に続く連敗。昇格圏の2位・長崎と勝点差6の6位と苦しんでいる。ここから浮上するには、守備のテコ入れが必要なのかもしれない。