ケルン戦でもローテーションを行なっていく。ペーター・ボシュ監督は金曜日に行われた会見にてそれを明言した。「我々の選手層は厚いからね。特に不安もない」その一方で、守備に対する姿勢への批判については、指揮官は選手たちを擁護する考えを示している。

特に攻守のバランスが取れていないのではとの指摘について特に不安は「皆無」であり、そもそもディフェンスというものは最後の対人戦のみではからず、「その前からのプレーがつながった結果」であることを強調した。「とてもうまくやっていたと思うよ、これはあの試合での前半戦についての見方だ」

だが最終的にはトッテナムに1-3で敗戦。子供じみたディフェンスでのアクションも露呈してしまったこともまた指揮官が認めるところでもある。ソン・フンミンやケインとの迫合いについては、「勝たなくてはいけなかった。ああんなチャンスを与えてはいけない」と厳しい意見も。

そのため日曜日に行われるケルンとの一戦では、この試合で学んだことをぜひとも形として表現したいところだ。「もしも将来でまた同じようなことがあれば、その時にはうまく対処してもらいたい」

ただリヴァプール戦で5選手を入れ替えたように、今回の試合でもボシュ監督はローテーションを行なってくることだろう。しかしそれでも「自分たちをスタイルを変えることがなかった」ことは、これからタフなスケジュールを前にして、トッテナム戦から得た数少ない収穫の1つだといえる。

なおこの試合では、内転筋を負傷しているマーク・バルトラが引き続き欠場。またトッテナム戦での終盤に顔面を強打したマリオ・ゲッツェについては、まだボシュ監督は出場の可否について明言することはなかった。

またトッテナム戦で先発デビューしたアンドレイ・ヤルモレンコについては、引き続きこの試合でも出場機会を得る可能性が高いだろう。特にボシュ監督は、ウクライナ代表FWがみせたトッテナム戦での前半について「見事だった」と賛辞をおくっている。