古巣のFC東京について、仙台の三田が口を開いた。写真:田中研治

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[J1リーグ26節]FC東京1-0仙台/9月16日/味スタ
 
 敗れはしたものの、味スタのピッチで仙台の三田啓貴は存在感が際立っていた。長短織り交ぜたパスによるゲームメイクはもちろんのこと、鋭いミドルシュートでも相手ゴールを脅かす。そして何より前への意欲が強く、その姿からは特別な想いが感じられた。
 
「どうしても気持ちは入ります。周りには少し迷惑をかけたかもしれないけど、どんどん前に行って流れを変えてやるという気持ちでやりました」
 
 それもそのはず、仙台の18番にとって、FC東京は古巣。2013年から2016年までプロとして青と赤のユニフォームに袖を通し、アカデミーに在籍していた6年間も含めれば、その所属歴は10年を超える。
 
 そんなFC東京を知り尽くす三田とって、大型補強を敢行しながらもふた桁順位に低迷し、監督交代にも揺れるなど、激動のシーズンを送る古巣はどのように映るのだろうか。
 
「シノさん(篠田善之前監督)にはお世話になったので、寂しい気持ちはあります」と、まずコーチ時代に指導を受けた前指揮官に思いを馳せる。だが、次の言葉から垣間見えたのは、安間貴義監督のもと新たなスタートを切った新体制への期待感だった。
 
「今日のサッカーを見る限りでは、アンカーをなくして3-4-3にした攻撃的なサッカーをしてきた。僕自身の考えですけど、このメンバーのクオリティを見たら攻撃的にやったほうが、もっと上位に行ける。タレントも揃っているから、これから良くなっていくと思う」
 
 結果的にはセットプレーによる1失点のみだったが、ボランチとして守備にも奔走した三田には、攻撃的に出る“安間東京”に脅威を感じたのだろう。その肌で感じた期待通り、FC東京は残り8試合でどこまで巻き返せるだろうか。
 
取材・文:志水麗鑑(サッカーダイジェスト編集部)

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