レフェリングについて持論を展開した中澤。「勝つことで不満は消せる」とコメント。(C)SOCCER DIGEST

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[J1リーグ26節]横浜1-1柏/9月16日(土)/日産スタジアム
 
「ん?」と首を傾げたくなるジャッジは少なくなかった。
 
 とりわけ気になったのが、プレーオンの判断の悪さだ。そのままプレーを流せば、ファウルを受けた側は有利な状況になりそうな場面でも、きっちりと反則を取る――センスがないな、と正直思った。
 
 主審とふたりの副審がピッチを去る際、ブーイングが鳴り響いたことを考えれば、選手側から見てもフラストレーションを感じさせる“裁き”だったのではないだろうか。
 
 この日のレフェリングについて中澤佑二に聞けば、次のように答えた。
 
「どっちつかずの判定と感じられるものは、おそらくどのチームにも毎試合あるはず。それに対してイライラするっていうのは、勝ててないということだと思う。
 
 しっかりと勝つことで、レフェリングに対する不満は消せる。レフェリングありきではなくて、自分たちのプレーの質をまず先に考えることが大事。レフェリーも人。一生懸命に笛を吹いていますから」
 
 経験者らしい見解で、まずは自分たちのプレーを向上させ、勝利を目指す姿勢の重要性を訴えた。
 
取材・文:広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)

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