2015-16シーズン以来、ピッチからは遠ざかっているカッサーノ。自由奔放な行動を繰り返すベテランストライカーにオファーは届くのだろうか? (C) Getty Images

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「9月中にオファーがなければスパイクを脱ぐ」――元イタリア代表のアントニオ・カッサーノは先月、自身の進退についてこう話していた。オファーがまったくないわけではない。だが、イタリアでの生活を望むカッサーノは、さらなる連絡が来るのを待っている。
 
 7月に二転三転の末にヴェローナを退団し、さらには引退表明と撤回を繰り返して世間を騒がせたカッサーノ。先月のイタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』のインタビューで、同選手は「9月までに正式な連絡がなければ辞める」と、現役続行のための期限を設けていた。
 
 だが、現時点でイタリアのクラブから誘いの声はかかっていないようだ。ガゼッタ・デッロ・スポルト紙のインタビューで、“上から目線”で、「引退にならないことを願うけど、オレが欲しい人は急がないとね」と話していたカッサーノだが、今回は『イル・セーコロXIX』で現状をこう明かしている。
 
「今のところは何もない。ゼロだ。少なくともイタリアはね。フランスとベルギーから連絡はあったけど、オレはここに残りたいんだ」
 
 カッサーノが納得するオファーが届くかどうかは分からないが、少なくとも本人が現役続行を諦めていないことは確かだ。現在はコンディションを維持するためにサンプドリア時代のトレーナーであるアゴスティーノ・ティバウディ氏(現カリアリ)のメニューをこなしているという。
 
 ただ、ピッチから長く遠ざかり、復帰の場になると思われたヴェローナともトラブルの末に退団したカッサーノだけに、あと2週間で連絡があるとは限らないだろう。本人も風向きが悪いと感じているのか、期限を先延ばしにする可能性も示唆した。
 
「これから2週間で何もなくても、今後数か月の準備をする計画がある。マーケットが再び開き、オレのような選手を必要とし、考えてくれるチームがいるかもしれない1月に向けてね」
 
 前言撤回もいとわない様子のカッサーノだが、契約書を運んでくれる理想のクラブは出てくるだろうか。