待望の今季初ゴールを挙げた齋藤。コースを突いた鮮やかな一撃でネットを揺さぶった。(C)SOCCER DIGEST

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[J1リーグ26節]横浜1-1柏/9月16日(土)/日産スタジアム
 
 柏戦を数日後に控えた練習後、報道陣から「次はJ1通算200試合ですね」と問いかけられると、齋藤学は「そうなんだ、200なんだ。そこでゴールできれば」と応じた。
 
 トリコロールの10番を背負い、日本でも指折りのアタッカーは、今季ここまでまさかのノーゴール。何度も決定機を迎えながらも、なかなかネットを揺らせずにいたが、待望の瞬間はようやく訪れた。
 
 自身のメモリアルゲームとなった柏との一戦、9分、山中亮輔のクロスは相手DFにブロックされるも、そのこぼれ球をマイボールにした齋藤は、迷うことなく右足を一閃。狙いすましたシュートは、日本代表の常連になりつつある中村航輔が守るゴールを射抜いた。
 
 喉から手が出るほど欲しかった“今季初”。目に見える結果を得るまでは、「内心、不安と戦う日々だった」という。
 
「あまり携帯とか触らないようにしていた。ニュースとか見ても、『ノーゴール』とか出てくるしね。今年、ノーゴールのままだったらどうしようっていうのは少なからずあった」
 
 ただ、これで肩の荷が下りたはず。残念ながら、1-0で迎えた終了間際に柏のクリスティアーノに直接FKを決められて勝利は掴めなかったが、エースの一発が引き金となり、今後チームはさらに勢いづくかもしれない。
 
「ここからノッていけるかは、僕にかかっていると思う。調子に乗ることなく、しっかりと歩み続けたい」
 
 首位鹿島との勝点差は「10」まで開いているが、シーズンはまだ8試合が残されており、10月21日(30節)には鹿島との対戦も予定されている。
 
“逆転優勝”の可能性は十分にある。齋藤が量産体制に入れば、タイトルはグッと近づいてくるに違いない。
 
取材・文:広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)

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