長崎といえば、チャンポン、皿うどん、などなど多くのご当地グルメがある県ですが、スイーツの代表といえばやはりカステラですよね!今回は、地元・長崎市民が本当におすすめするカステラの名店をご紹介します。更に、近年登場しているカステラを使った新感覚スイーツも登場します!

長崎市民も大好き、愛すべきカステラをご紹介

長崎を代表するスイーツと言えば真っ先に思い浮かべる「カステラ」。長崎市民も大好きな長崎伝統の焼き菓子です。カステラの原料は小麦粉、砂糖、卵、水飴と非常にシンプルな材料を使って焼き上げます。カステラの黄金に輝く色は卵の黄身の色が作り出し、原料がとてもシンプルなので原料の質、職人さんの腕がカギを握ります。

 

カステラに欠かせない「ザラメ」の秘密、皆さんご存知ですか? 

カステラの下に敷かれたザラメ糖。噛むとシャリシャリと音を立て歯ごたえと甘さが口いっぱいに広がりますが、このザラメ糖は原料を撹拌した際に溶け残ったザラメ糖が沈殿した物。そのため熟練の職人が作り出すカステラは丁度良い塩梅にザラメ糖が溶け残り、心地よい歯ざわりが残った状態のザラメ糖がカステラの下に沈殿しているのです。

店舗によっては最初からザラメ糖を下に敷く場合もありますが、最初から敷いたザラメ糖は粒が大きく歯ざわりが少し硬く感じる場合も。各店舗でザラメ糖の粒の大きさを確認すると、製法の違いが分かりカステラを楽しめます。

長崎市民も太鼓判!長崎市にあるカステラの名店をご紹介

長崎でカステラの店舗と言えば、福砂屋、文明堂、松翁軒、岩永梅寿軒の名前を思い浮かべる市民が多いのではないでしょうか?そんな長崎市民に認知度が高い名店をご紹介。

コウモリマークでお馴染みの『福砂屋』(創業 1624年/ 寛永元年)

全国に店舗展開している「福砂屋」ですが、船大工町にある本店はいつ行っても、福砂屋の黄色い紙袋を持った修学旅行生で賑わっています。

本店には「福砂屋」が所有するビードロなど歴史的な資料も飾ってあり、カステラを購入する以外にも、歴史情緒豊かな長崎の雰囲気を味わえます。また最近「カステラキューブ」と呼ばれる一口サイズのカステラを販売開始。

季節によってカラーリングやデザインが異なるパッケージデザインを採用していますので、お気に入りのパッケージをお土産にしても良いかも知れません。

ちなみに福砂屋のコウモリマークの由来は、中国で「コウモリ」が「蝙蝠(biān fú)」と呼ばれ、この「蝠(fú)」の音と「福(fú)」の音が中国語の同じ読みにあたり、そこから「コウモリ」が縁起の良い動物とされる事が由来しています。

福砂屋

住所:長崎県長崎市船大工町3-1

公式サイト

 

カステラ一番、電話は二番、三時のおやつは文明堂(創業 1900年/明治33年)

CMの音楽で馴染みの方も多い文明堂。一般的な一斤売りの箱詰めカステラ以外にも、食べやすく一人前向けに梱包された「カステラ巻き」なども販売されています。 長崎空港には販売店舗があり、「カステラ」を購入することができますが、実は定期的に2階にある展示ブースでは「三笠山」と呼ばれる「どら焼き」の、対面販売をされている事もあるので見かけたら即ゲット! 「カステラ」もですが、銅板で一枚一枚丁寧に焼かれた焼きたて「三笠山」もお薦めです。

文明堂

長崎県長崎市江戸町1番1号

公式サイト

 

美味しんぼにも登場、電車通りの松翁軒(創業 1681年/天和元年)

電車通りに店を構え、長崎市民の足とも言うべき路面電車の車内コマーシャルにも松翁軒の名前が流れる市民に取っては馴染みの店舗です。グルメ漫画の先駆けとも言うべき「美味しんぼ」の長崎編にも登場しています。松翁軒のカステラは一般的に馴染みのあるプレーンタイプ以外にも抹茶味、チョコ味の「チョコラーテ」、五三焼カステラなど、味わいの違うカステラを販売。様々なカステラを楽しむことができます。

松翁軒

住所:長崎県長崎市魚の町3番19号

公式サイト

 

予約でも入手困難なカステラ。岩永梅寿軒(創業 1830年/天保元年)

浜の町アーケードの近くにある「中通り商店街」という場所でご商売をされている店舗。先ほど紹介した3つの店舗に比べると県外の認知度は低いかも知れませんが、長崎市民には”超”認知度が高く、創業も一番古い長崎市民に愛される店舗です。カステラは店頭販売をしていますが、販売数は販売当日に決定する非常に入手困難な一品。

 また予約販売もしているのですが、この記事を書いている2017年9月時点で2018年2月の予約まで締め切り!中々お目にかかるチャンスが少ないカステラです。しかしご安心を。店舗では味見用の「カステラの切れ端」が食べられるチャンスも!またカステラ以外に長崎伝承の甘味や、長崎の節句で贈られる「鯉菓子」や、「桃カステラ」「桃求肥(ももぎゅうひ)」などを購入することができます。

岩永梅寿軒

住所:長崎県長崎市諏訪町7-1

公式サイト

 

もちろんココで紹介したカステラ店舗以外にも、長崎市内には味にこだわりを持つカステラ店舗が数多くしのぎを削り商売をされています。街歩きをするついでに貴方好みのカステラ店舗を見つけるのも良いかもしれませんね。

桃カステラからカステラサイダーまで。進化を続ける変わりゆくカステラ。

カステラと言えば基本となるプレーン味のカステラが一般的ですが、新ジャンルとして誕生した抹茶味、チョコ味や、厳選された材料を使い作られた「五三焼きカステラ」などがあります。

 また消費者の声を反映してカステラに切れ目を入れ、包丁入らずの食べやすく一人前のサイズにカットしたカステラや、「和華蘭文化」の長崎らしく桃の節句で贈られる「桃カステラ」が、今までのカステラの変化でしたが、近年新ジャンルのカステラ商品が登場しています。

 

「岩永梅寿軒」が並ぶ中通り商店街の中でご商売をされる「ニューヨーク堂」。ここには「カステラアイス」と呼ばれる、カステラでアイスクリームを挟んだ、冷え冷えのカステラが販売。アイスクリームはバニラ、抹茶、茂木びわ、イチゴ、チョコの5種類が楽しめます(270円)。

今回は「茂木びわ」味をセレクト。パクっと一口。カステラとアイスで使われている卵が香り豊かで濃厚!中心部に鎮座する大粒の「茂木びわ」の、ほのかな甘さも楽しめます。

 

今回試した「カステラアイス」以外にも、長崎ではカステラを使った商品として「カステララスク」「カステラプリン」「カステラサイダー」など、カステラの商品開発が進み新ジャンルのカステラ製品が生まれています。

 カステラを買う前にじっくりと味わいたい!そんな方には店舗で試食

カステラを購入する前に、カステラを味わって楽しみたい!そんな方にはカフェを併設している店舗を訪れてみるのは、どうでしょうか?

先ほど紹介した「松翁軒」。実はカステラを購入できる店舗の二階部分で「セヴィリア」という喫茶店を営業。店内のインテリアはステンドグラスを多く使い、柔らかな明かりが店内を優しく包みます。

店舗で楽しめるカステラは「カステラ事始めセット(1,000円) コーヒーまたは紅茶付き」「五三焼きカステラセット(1,000円) コーヒーまたは紅茶付き」の二種類。

こちらが『カステラ事始めセット』

 今回は「カステラ事始めセット」を注文してみたのですが、0.6号サイズのカステラ、抹茶、チョコ味のチョコラーテの豪華三種セット。味の違うカステラを十分に楽しむことができます。カステラばんざい!なセットです。セットのカステラを楽しんだ後、一階でお土産のカステラを購入するのもいいですね。

 

セヴィリア

住所: 長崎県長崎市魚の町3番19号(松翁軒二階)

営業時間: 11時〜19時

 

また浜の町アーケードを抜けた場所にある『白水堂』。



この白水堂の店舗内にある和風喫茶「志らみず」では、桃カステラセット(880円)、長崎カステラ喜八セット(680円)、何れもコーヒーまたは紅茶またはミルク付き、を楽しむことができます。

白水堂の「桃カステラ」は地方発送も行っていて、手軽に県外の方でも購入が可能です。

白水堂

長崎県長崎市油屋町1-3

カステラの街、長崎ならではの「カステラ切れはし」

「カステラアイス」で紹介した「ニューヨーク堂」の店内に書かれていたこの文字。

「切れはし ザラメ入 形・大きさ・厚み ふぞろい」

「ふぞろいの形 ご了承の上お買い上げ下さい」

この「切れはし」とは、焼きあがったカステラを、成形して切り分けていく過程で残った「端っこ」のこと。サンドイッチに使って余ってしまった「パンの耳」的な存在です。「端っこ」といっても立派な「カステラ」なのですが、色や形が不揃いであるため、商品として売り物にならない。ただし味は正真正銘の折り紙付き。それなら馴染みのお客さん向けに提供しちゃえ。

「切れはしのカステラ」は、長崎の商売人の心意気から生まれたサービス品なのでした。

 

今回、長崎市内で目にすることが出来るカステラについてご紹介をしましたが、シンプルで飽きの来ないカステラの味は、各店舗で製法も違えば、味わいも違います。

製法を守り伝統を後世に伝えながらも、時代に併せて今でも進化を続けている、長崎を代表するお菓子なのでした。

皆さんも長崎を訪れた際には自分だけのカステラを探されてみてはどうでしょうか?

 

 

出典元:ジモトのココロ(ジモココ)

出典元:まぐまぐニュース!