<エビアン選手権 2日目◇16日◇エビアン・リゾートGC (6,470ヤード・パー71)>
宮里藍の引退試合で盛り上がっていた今大会で、もう1人の日本人が心にずっと秘めていた夢をかなえようとしている。米LPGAツアーに参戦して5年目にして初めて、メジャー大会での最終組スタートを決めたのが、この日7バーディ・2ボギーの“66”の猛チャージを見せた上原彩子。トータル8アンダーまでスコアを伸ばした上原は、8位タイから一気に単独2位に浮上した。
宮里藍のラストゲーム!プレーの模様はLIVEフォトで!
「自分のスコアがあんまり分かってなかった。(スコアを)数えてなかったです。昨日も今日も、バーディを7個獲ったことを終わるまで知らなかった」と、笑顔で天然コメントを炸裂させた上原。「きのうよりショットは全然良かった」と言うように、この日はフェアウエーやグリーンをビシビシ捉え、チャンスを作った。2回叩いたボギーは、「2つとも3パット」したものだが、本人曰く、「パッティングの感覚はいい感じ」らしく、「明日は3パットを無くして、無駄な1打を打たないように頑張ります」と、全く意に介していない様子だった。
しかし、上原にとって明日は夢を叶える大事な大舞台。“メジャーで活躍したい”という気持ちでアメリカに渡り5年目にして、ようやくメジャーでの最終組でプレーするチャンスをつかんだ。しかも、自身のツアー初優勝もかかっている。「緊張したくなくても緊張すると思うので、その辺は楽しんで。最終組で回れることがうれしいですし」と、あくまで自然体を強調するものの、「明日は(スコアを)数えますよ。最終日ですから」と茶目っ気も見せた。
あすは、同じ沖縄出身の後輩で、米LPGAツアーではずっと背中を追ってきた宮里の現役最後のラウンド。「藍ちゃんが(2011年に)2度目の優勝をした時には優勝の水掛けをした」という上原が、今回逆に引退する宮里から祝福を受けることになれば、「“超”ストーリーができますよね(笑)頑張ります」と、“勝ちたい”理由がもう1つ増えた。
勝利へのキーポイントを聞かれ、「最後はパッティングじゃないですか。入るか入らないか…」と答えた上原。「せっかくこの位置にいるので、もうバリバリ意識しますよ」と、にこやかに優勝宣言した33歳を全力で応援したい。
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