大一番に滅法強く、かつ大物食いの柴崎。バルサ戦の鮮烈弾は世界中のサッカーファンを刺激したはずだ。(C)REUTERS/AFLO

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 フランスの2大メディアで姉妹関係にあるのが、全国スポーツ紙『Le Quipe』と老舗サッカー専門誌『France Football』だ。この欧州きっての報道機関も同じ記事を掲載し、ヘタフェ柴崎岳のファインゴールを大々的に報じた。
 
 リーガ・エスパニョーラ4節のヘタフェ対バルセロナの一戦は、39分に前者が柴崎の左足ハーフボレー弾で先制するも、後半に入って後者が猛反撃を仕掛け、見事逆転に成功。両媒体は「苦しみながらもバルセロナが、最後は地力の差を見せつけた。とくに後半途中から投入されたパウリーニョの神出鬼没な動きに、ヘタフェは翻弄された」とレポートした。
 
 別枠で紹介したのが、柴崎のゴールシーンだ。「まるで美しい絵画のような傑作」と題し、このように描写した。
 
「元鹿島アントラーズのMFは、昨年末のクラブワールドカップ決勝でレアル・マドリーを相手に2ゴールを挙げた時と同様に、世界中の人びとの目を釘付けにした。彼はビッグクラブとのゲームがきっと大好物なのだろう。圧巻のゴールだった。あれは阻止不能だろう。テア・シュテーゲンが可哀そうに思えるほどの甘美なボレーショットだった」
 
 両媒体は逆転ゴールを決めたバルサのパウリーニョを「入団当初から無用の長物などと揶揄されてきたが、真のワールドクラスであることを再確認させた」と称賛。さらに前半途中で負傷退場となった同胞のウスマンヌ・デンベレについては、「不必要なヒールパスでハムストリングを傷めた。バルサのみならずワールドカップ予選の最終局面を迎えるレ・ブルー(フランス代表の愛称)にとっても、その離脱が痛手となりかねない」と記した。